有楽町麺
今日は外部セミナー受講の為有楽町へ赴いた。1日講習だからいつもより2時間くらい遅く家を出た。そしてこの機会を逃さず昼は当然ラーメン店へ。しかし、雑誌でも大きく取り上げられるような新進気鋭の店を狙う我ではない。昭和42年創業の老舗『谷ラーメン』、土日祝休みの難関店だ。しかし実は約6年ぶりの再訪問となる。近くには帝劇ホテル等モダンで巨大なビル群があるとは思えない、JR京浜東北線のガード下の薄汚い路地の一角に店はあった。もろ昭和の雰囲気の店構えに似つかわしくない店外の券売機。食券を買い暖簾を割る。厨房には二代目店主とおばさん店員2人。厨房前に一列のカウンター5席、2人がけテーブル席1卓と8人がけテーブル1卓、座敷に4人がけテーブル2卓。先客12人後客7人くらい。
『ラーメン』 600円+『半チャーハン』 400円=1000円
ラーメンだけを頼むつもりだったけど、写真がシンプル過ぎるラーメンだったので半チャーハンのセットを注文してしまった。筆頭メニューだったし。それにしても高いなー。場所代かなぁ。ラーメンは老舗店のものにしては意外にも中太縮れ麺。具は薬味ネギ、海苔1枚、巻バラチャーシュー1枚。このチャーシューは脂身も少なく美味しかった。豚の尻尾の部分を使っているそうだ。スープはあっさり醤油味ではあるが、いわゆる老舗のあっさり感とは違う。鶏ガラは使わず豚骨のみで出汁を摂っているのだそうだ。チャーハンは味が薄かったので二口目からは卓上の胡椒と醤油をかけて味を調節し美味しくいただけた。とにかく値段が難。
1日の講習を終えた午後5時過ぎ。再び有楽町のラーメン店訪問。以前有楽町に来た時から気になっていた『大勝軒』の文字。へー有楽町にも『大勝軒』があるのかー何て通り過ぎていた。で、よくよく調べると実は東池袋大勝軒でも永福町大勝軒でもない、謎の大勝軒だった。屋号は『麺家 大勝軒(めんか たいしょうけん)』。南京軒食品という『元祖札幌や』等のラーメン店を出している外食チェーン系列なのだとか。興味があったのでそこへ行ってみる事にした。東京高速道路ガード下にある商業施設インズ1の中に店はあった。ショーケースに見本が飾ってあった。ここらへんも我の知る大勝軒とは違う事が伝わってくる。早速暖簾を割り入店。厨房には男の店員3人。厨房前に一列のカウンター8席と4人がけテーブル席5卓。先客ゼロ後客4人。口頭で注文。
筆頭メニューを注文。他に塩、味噌があった。中細縮れ麺、具は薬味ネギ、メンマ数本、海苔1枚、巻きバラチャーシュー1枚。壁には「瀬戸内の煮干(片口鰯、真鰯、飛魚)、北海道特産男爵、玉葱を豚骨ベースで仕上げました。」と薀蓄が書かれていた。でもこれは疑いようもなく永福町大勝軒系の一杯。でもラードの量、煮干し具合、全体的なボリュームがおとなしめだ。本家ほど凶暴ではなく、普通のサラリーマンが普通に食べられる煮干し醤油ラーメンといったところか。アナザーワールド的で面白く美味しくいただけた。
この日は早く帰宅出来たが、靴擦れが出来とても痛かった。
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