伊予味噌
八幡浜から松山に到着したのは16時20分頃。駅前から市電と呼ばれる路面電車に乗り伊予鉄松山市駅に移動。そこから更に伊予鉄横河原線に乗り2駅目、いよ立花駅で下車。あらー、ここでも天気雨が降ってるよ。ここから徒歩3分ほどのところに松山筆頭とも言われる『ラーメン一興』、その松山本店がある。本店という事は県内に支店が数店舗あるようだ。店主は『一風堂』で修行して松山に豚骨ラーメンを広めた草分け的存在だという。厨房には男の店員3人。一風堂系だけあって接客は丁寧。厨房前に一列のカウンター8席と5人がけテーブル席1卓、10人がけテーブル席1卓。前客2人後客4人。口頭で注文。『伊予路の味噌ラーメン(麺かた)』 650円
松山の地麺を調べている中で見つけた「伊予路の味噌ラーメン」なるもの。地元の中華料理組合が2年ほど前から立ち上げた新ご当地ラーメンというものらしい。特徴は愛媛名産の塩分が低く甘い麦味噌を使っていることと、瀬戸内で捕れた鯛ほぐしを入れた一品だという。あまりに新しい創作ご当地ラーメンなのでそれほど興味は無かったものの、知ってしまった以上食べるしかないだろう。麺は細麺ストレート。普通のラーメンと違い麺のかたさはカタまでと言われた。具は青ネギの小分け切り、もやし、そして油揚げ?油揚げにしては味と触感が違う。何だろうと後で調べると「松山あげ」という地元独特の油揚げで、乾燥させてから揚げているのでサクサクした食感が得られ、日持ちもするそうだ。そしてチャーシューというより焼き肉と言った方がいいだろう大きな牛肉。一般的な白味噌より白いのではとい思うクリーミーな麦味噌スープは鯛ほぐしの出汁も相まって甘い。でもしつこい甘さではない。少なくとも初めて体感した味だった。麦味噌、松山あげ、焼き牛肉となかなか個性のある一杯に出会えて満足した。
店を出るともう雨は上がっていて何事もなかったような空。また伊予鉄に乗って松山市駅に戻って、そこから松山市最大の繁華街と言われる銀天街、大街道という二つのアーケード商店街を歩いて本日宿泊するホテルに辿り着いた。ホテルは大街道の脇にあり1階にコンビニがあり便利そうだった。




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