神保伊峡
昨日までぐずついていた天候だったが、今日は清々しく晴れた。10時前くらいに家を出て最寄り駅より京浜東北線に乗った。横浜で買い物をした後鶴見に出来た新店に行く予定だった。でも電車に乗りながら「何か面白くないなぁ」と思ってしまった。せっかくの好天に恵まれた土曜日という状況をもっと有意義に出来ないものだろうか?アプリ等を駆使し情報を収集すると、あの『六厘舎』本店が土曜日だけ営業をしているというのが目に入った。我は約6年半ほど前に『六厘舎』本店に訪問済なのだが、その後「行列が出来過ぎた」というとんでもない理由で店を閉めていたと聞いていた。復活したというのなら本店狙いを信条とする我なので行ってみたくなった。ところが情報では「整理券は9時から配布中」「変則営業なのでツイッターにて情報確認」とか恐ろしげな事が書いてあった。大崎駅に到着したのは既に11時。ダメ元で行ってみる事にした。駅から徒歩7,8分ほど緩やかな上り坂を上がった。6年半ぶりだというのに覚えているもので難なく到着。開店前の店舗は店員のみ。予約表を見て「今からだと2時になります」と言われた。3時間後か。OKして事前注文と支払いを済ませ整理券を貰った。
再び大崎駅に戻ってきた。せっかく東京に出てきたのだから今日は都内散策する事にした。2週間前訪れたばかりだが再び神保町へ向かう。一度渋谷に出てから半蔵門線に乗り換え神保町へ到着。ここには再訪してみたかった店がいくつかある。まずは先週訪問した『さぶちゃん』店主の修行先として知られる昭和41年創業の老舗『伊峡』へ約6年ぶりの再訪問。厨房には老齢の店主と大柄な男の店員の2人。厨房周りに変形J型カウンター11席と壁側に一列のカウンター4席。先客11人後客6人。口頭で注文。
筆頭基本メニューを注文。6年前と同じ値段だよ、凄い。黄色い中細麺がいいなぁ。具は薬味ネギ、平メンマ、あっさりチャーシュー1枚、海苔1枚。スープは豚骨鶏ガラのあっさり醤油スープ。そしてこの一杯を食べている空間は正に昭和。変わらないって凄い。継続って凄いと思う。満足。
そして神保町と言えばカレー。カレーが食べたくなるのだ。『キッチン南海』や『ボンディ』、『エチオピア』等選択肢は多岐にわたり迷ったが、今日は何と大正14年創業の老舗、スマトラカレーの『共栄堂』にしよう。ここも過去何回か訪問している。地下に降りると入口に5人位詰まっていたが、すぐ店内に案内された。昼時だけあって満席だ。口頭で注文。
筆頭メニューを注文。ソースポットに入った佇まいはいかにもこれからカレーを食べるんだという気持ちを掻き立てるなぁ。ゆっくりとライスにルーを全部かけた。この真っ黒いルーは若干苦味があってコクがたっぷり。ここでしか味わえないスマトラカレーに満足した。
本屋をはしごして神保町を満喫した後再び大崎へ向かった。
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