沖縄満喫
沖縄と聞いて我が思い浮かんだイメージは、「マリンブルーの海と白い砂浜のビーチ」、「熱帯魚と珊瑚礁」、「離島」、「マングローブの森」だった。「熱帯魚と珊瑚礁」は昨日人工的ながら「美ら海水族館」で堪能したので、残りのイメージを求め今日はたっぷり沖縄を堪能するつもり。
早起きは三文の得と信じ、沖縄旅行2日目は朝5時過ぎにホテルを出て車に乗り込む。明け方の空を仰いでみると、雲が多いが心なしか昨日より晴れ間が多い気がする。まずはセルフスタンドに立ち寄りメーターの半分ほどになっていたガソリンを車に給油。そこから昨日と同じく沖縄自動車道を始点から終点まで休む事なく一気に北上する。最初の目的地は、沖縄最大級のマングローブがある慶佐次川下流域。しかしこのナビは我の目指すポイントを一向に表示しないので、持参していた旅行ガイドを片手にピンポイントで「ここに行く」で地図上に目的地を指定した。それでも思っていたコースとは違う道を指定しているようで、「何で海が左側に見えるんだよ!」とナビにツッコミを入れながら走った。何とか目的地に到着出来たのは朝8時前あたりだったか。公園には車が何台か停まっているものの人の姿は見えず。一人マングローブへの遊歩道を進む。この河口の情景は我が頭に思い浮かべていた亜熱帯の緑、マングローブの森そのもの。時間帯というより、台風の余波の強風のせいで生物はカニくらいしか見えなかったが、初めて見る風景にワクワクした。普通にパイナップルが生っていたり。それにしてもこんなところによく遊歩道を作れたなぁと感心した。
続いて向かうは、県北部の橋で渡れる離島、屋我地島と古宇利島だ。特に古宇利島へ渡る古宇利大橋は真っ青な海の上を真っ直ぐに渡る全長約2kmの橋で、沖縄屈指のドライブルートと言われている。せっかく車を借りているんだ。行ってやろうじゃないの。沖縄ドライブ満喫だ。屋我地島に到着した時には、雲の切れ間が大きくなり青空がのぞくようになっていた。これはいいぞ。海の色は美しい。しかし風は相変わらず強いので海に近づくのはとても危険に感じた。
とうとう古宇利島大橋のたもとに到着。空はまだ雲が多いが海が美しい。時間が早い為か車も少なく、気持ちよく橋を走り抜ける事が出来た。ついでに周囲約8kmの古宇利島をグルッと一周してみる。サトウキビ畑が広がるこれまた沖縄らしい田舎の風景が楽しめた。
さらに車を西へ進める。昨日訪れた「美ら海水族館」のある海洋博公園に戻ってきた。立体駐車場に車を止める。何故ここにやって来たかという公園に隣接するエメラルドビーチで泳ぐ為だ。沖縄に来てビーチに行かないというわけにはいかないでしょ。というわけでエスカレーターを降りていくとそこには…、「勝ったー!」と心の中で叫んだ!見てみぃこの景色!という感じだ。
台風襲来で今回の旅行はめちゃくちゃになるのかと半ば諦めていたが、蓋を開けてみればホレ!どーだいこの海の色!この空の色!これぞ待ち望んでいた沖縄の情景だ。ビーチに近づくと今夜花火大会の会場になるようで設備搬入や警備の人達で別の意味でにぎやか。エメラルドビーチはクラゲ防止ネットがあり、シャワーやトイレ、更衣室も完備。監視員がいてまるでプールのよう。3つのビーチで構成されているが内二つは強風の為閉鎖。ひとつは波穏やかで利用可能だった。早速海パンを入て白い砂浜のビーチへ。久々に海水の中を泳いだ。15分程度のカラスの行水並の海水浴だったが、沖縄の海を堪能出来た。大満足だ。
その後沖縄そば街道を通り沖縄そばを2店はしごした後更に南下する。沖縄を代表する景勝地「万座毛」に行く為だ。この頃には日差しの照りつけが半端ではない。嬉しいが暑い。展望台に進むと絶景が広がっていた。何にしろ海の色が見事だ。
帰りにシークヮーサーソーダを買い車に乗り込む。今日は天候にも恵まれ沖縄を十分堪能出来た。大満足だ。
高速に乗り車を飛ばしているとさすがに疲れと眠気が襲ってきた。こういう時に限ってPAがなかなか現れない。ようやく到着したPAでしばし休憩。でもシートを横にして寝てしまうと爆睡してしまいそうで怖くて寝れなかった。ホテルまであと少しと思って慎重に車を運転した。
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