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2013年6月14日 (金)

三陸海岸

Dscf4953 八戸に到着して以降ひたすらにラーメン店をまわってきたわけだが、久慈から宮古の間には三陸の景色を楽しめる名所が幾つかあるので立ち寄って旅行気分を満喫する事にする。途中いきなり開けたところに出たなぁと思ったら、海が見えてきて重機がたくさんあって作業している。工場地帯を建設中なのかとあまり気を止めず車を走らせていたら、堤防が派手に壊れているのを発見した。先の震災の津波被災地だったんだとようやく気づいた。だだっ広い場所だなぁと思っていたのは、町ごと壊滅したからだったんだ。あれから2年以上経過しているので、テレビで見たような大きな船が残っているとか、ビルの柱がつっ立ったままとかいうのは無い。ただ土嚢が高く積まれていたり、高台の途中まで林が切り崩されていたままだったりというのはこれから頻繁に見るようになった。

Dscf4982 久慈から南下する事約1時間。北三陸らしい海岸美を見る事が出来るという北山崎というところに到着。車から降りるやいなやひんやりとした気持ち良い空気を全身で感じた。うぐいすをはじめ様々な鳥の鳴き声が聞こえてくる。平日という事もあってか人がまばら。一気に気が晴れた気持ちになった。売店でソフトクリームを早速購入。このあたりは田野畑村といって酪農が盛んらしくソフトクリームも名物になっているんだそうだ。食べなから展望台へと向かう。水平線が丸く見える展望台に到着。海岸は正に絶景、正に三陸海岸といった感じで、切り立った断崖と波により侵食された奇岩が多数並んでいる。約8kmにわたってこの断崖が続いているというから驚きだ。
Dscf4989 更に30分ほど南下したところに鵜の巣断崖という標識があったので、予定はしていなかったが行ってみる事にした。しかし行けども行けども真っ直ぐな道が続き、ちょっと不安になってきたところでようやく駐車場が現れた。車は1台も止まっていない。とりあえず車を降りて歩道に進む。これまた真っ直ぐな歩道がずっと先まで続いている。足元は木片等が敷かれていてフカフカの天然の絨毯のようだ。ようやく展望台が見えてきた。こちらも水平線が丸く見える大パノラマ。そして幾重にも折り重なっているような切り立った断崖。この絶景を独り占めしているのがとても幸せに感じた。
Dscf5046 更に南下し本日の宿泊地でもある宮古に到着。時刻は5時をまわった辺り。まずはラーメン店を目指す。それは別の記事「宮古地麺」参照。店を出て時刻はもうすぐ6時になるといったところだが日没にはまだ時間がありそうだ。このタイミングで浄土ヶ浜に行ってみる事にした。本当は明日早朝に行く予定だったが、天気予報では明日は1日雨模様と言っていたので急遽変更、思い立ったが吉日だ。10分くらいで近くの駐車場に到着。人もほとんどいなくてどっちへ行ったらいいのか判らず、柵がしてあった車道を8分ほど歩いた。ただくねくねと曲がった山道の車道だったので何の味わいもなく本当にこっちでいいのかも判らず不安になったが、しばらくすると海が見えてきて白い岩もすぐ視界に入ってきた。夕方の何とも言えない陽の光が幽かにあたった不思議な景色。白亜紀の火山岩が白い岩の正体なのだそうだ。入江も波が穏やかだ。しかし先の震災でここも大きな被害を被ったのだという。後でわかったがちゃんと案内がされていなかったのも歩道が工事中だったからのようだ。日が沈む間際の美しい浄土ヶ浜の景色。こちらも独り占め出来て幸せだった。
Dscf5073 帰りは工事中のはずの海辺を歩く歩道が通れる事が判ったのでそちらを通る事にした。海の下が白い岩盤になっていて浅いプールのようになっており面白かった。途中高台にある展望台に寄って再び浄土ヶ浜を眺め目に焼き付けた。今日のうちに行っておいて大正解だった。車に乗って予約してあったホテルにチェックイン。今日はよい日だった。明日も引き続きこうでありますように。

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