奈良観光
近鉄奈良駅に戻ってきた。時刻は正午をまわったあたり。奈良には2年半前に天理ラーメンを体感すべく訪れているが、その時は一切の観光タイム無しの日帰り遠征だった。その前となると中学の修学旅行まで遡らなければいけなくなる。要は奈良の事をちっともわかっていないのだ。よって午後は奈良公園をぐるっと一周する観光タイムとする事にした。徒歩で奈良公園に向かう。まずは興善寺が見えてきたが何だか修復中で覆われていて見えなかった。でも五重塔を見る事が出来た。それに鹿が当たり前のようにいる。これだけの鹿の角を危険が無いよう処理しているのは大変だなぁと感心した。次に向かったのは春日大社。途中の苔むした燈籠がズラッと並んでいる光景に感心した。赤い社をもっと近くでみたかったが、何故か特別参拝は中断されていた。何かの儀式をやっているようだった。残念だがそれほど執着するようなものでもないので山沿いに北上しメインの東大寺に向かう。高台に立つ二月堂から奈良を見下ろす。やっぱり歴史を感じる。これだけの歴史的建造物を維持しているというとてつもない事こそが日本の力量だとつくづく思う。
そしてメインである東大寺大仏殿だ。これが直に見るとド迫力。中の大仏より大仏殿自体が巨大なのだ。建造物として凄い!寺院巡りと鹿を見た事ですっかり奈良を堪能した気分になれたのだが、時間がまだ2時半。夕方まで時間があり過ぎる。どうしようかなと考えながら奈良県庁前を通ると何と料金100円で平城京跡まで行くバスがあるというのでこれ幸いと乗ってみた。30分ほどで到着。するとそこには…何にもない平地が広がっていた。新たに作られた門だけで後は何も無いのだ。でも逆に平城京の景色を思い浮かべさせられる風景だった。
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