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2013年3月16日 (土)

門司港訪

P1130257 発端は昨年11月初旬に敢行した山口遠征時、『中華そば一休新川店』と『味の三平』を訪問し、無事宇部ラーメンを堪能した後、宇部新川駅に戻り電車を待っていた時の事だった。人のいないガランとした暗い待合室にあった門司港を紹介する旅行のパンフレットを何気なく開いた時に存在を知った。門司港周辺には『ちゃんらー』という麺料理がある事を。これは知られざる地ラーメン?それとも別の麺料理?遠征から帰った後調査すると、煮干や昆布でとった和風味のスープにちゃんぽん麺を入れた麺料理だという。要はローカル版ちゃんぽんだ。ラーメンとは違うようだが、せっかくの福岡再訪、行ってみる事にした。

P1130244 朝7時過ぎにホテルをチェックアウト。100円バスで博多駅に向かい、新幹線に乗り1駅目の小倉で下車。鹿児島本線に乗り換え3駅目の門司港駅で下車。門司港周辺はレトロ地区として観光スポットとなっている。駅公舎は昔火災で消失して新しく建て替えられたというニュースを見た気がする。しかし何故か現在も工事中。ちゃんらー情報を得ようと観光案内所を探したが、案内地図通り行っても入口すらない有様。しばらく案内地図とにらめっこしていると、職員と思しきおっちゃんが「案内所はこちらですよ」と案内してくれた。しかし「あーまだやってないや」と言われた。でもパンフレットが並んでいるのでOK。礼を言ってパンフレットを物色する。しかし観光パンフレットも更新され、ちゃんらーのちゃの字すら無い。何となく嫌な予感がした。旅前から事前情報を探していても確定的な情報に欠ける。最初目的店として選んだ『ちゃんらー亭』というのは不定休というので色々調べたが、個人のブログに昨年末に閉店するっぽい情報が書かれているのを発見した。次に選んだ本命というべき店が『都食堂』という食堂で、中央市場という場所で朝7時から営業しているらしいのだ。栄町銀天街という暗く寂れたアーケードを抜け中央市場に到着。しかし…人気が全く無い。全てシャッターが閉まっていて、今は無き九龍城@香港を思い起こさせるような、ある意味を強烈な風景だ。その中の明かりが消えた看板に『都食堂』を発見。シャッターには「貸店舗」と書かれた紙が貼られていた。

P1130250 そんな訳で地元の町おこしとして盛り上げていたにも関わらず、様々な理由により提供していた店が次々と閉店してしまい、いつしか「ちゃんらー」のバックアップを止め、「焼きカレー」の方にシフトしていった感じ。もうバックアップを失い、今では夜営業のみの飲み屋のつまみとして細々と提供されているようだ。地麺巡りをしているとこういう事態に遭遇してしまうのだ。寂しいし残念だ。せっかく門司港に来たので港をぐるっと回って土産物屋で小さなふぐ提灯を買って小倉行きの電車に乗った。

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