鍋焼拉麺
昨年末『大砲ラーメン』のラー博卒業食べ納めに行った後、ブログに「次は郷土食の強い店が入ってくる事を望む」と書いた。そしてラー博は応えてくれた。1月26日より『大砲ラーメン』跡地に入った店は高知須崎のご当地ラーメン、鍋焼きラーメンの元祖だった店『谷口食堂』だ。この店は30年以上前に店をたたんでいるので現存しない。よって須崎商工会議所が中心となって有志を募ってプロジェクトによって立ち上げたという。ここで我は妙な優越感をもっていた。何せ約1年前現地に赴き、その『谷口食堂』の味を引き継いだと言われる『橋本食堂』や『まゆみの店』を体験済だからだ。鶏油たっぷりの醤油スープに黄色くかたいストレート細麺の見事なバランスを堪能した。旅から戻ってきた直後ネットショップで購入しようかと迷ったくらいだ。結局買わなかったけど。それが再び味わえるのか?期待を持って会社帰りラー博に立ち寄った。入口でちょっとハプニングが生じた。年間フリーパスを機械に通すとエラーになった。ちょうど期限切れになったようだ。よりによってこんな時に!更新書類を書いて無料1年延長となった。入館し『大砲ラーメン』跡地の地下2階へ直行。さすがは平日水曜夜、空いていて待ち無しで入店。先客9人後客6人。厨房には男の店員3人と女の店員2人。
『鍋焼きラーメン』 750円+『ひとくちごはん』 50円=800円
鍋焼きだから調理に時間がかかり待たされるかな?と思ったが5分で提供された。それでもやっぱり鍋をアツアツにするのは大変のようだ。4月までの限定出店なのもそのせいだろう。真夏は堪らないだろう。鶏油たっぷりの醤油スープに黄色くかたいストレート細麺は期待通り。青ネギ、ちくわの輪切り、鶏肉と、逆説的になるが『橋本食堂』の再現度は高いと言えるだろう。満足。とうとうラー博に須崎鍋焼きが登場か。ラー博の歴史に残る出店だと思う。
平日だから『谷口食堂』だけでいいかと思ったが『2代目げんこつ屋』にも寄る事にした。何でも注文してから麺を切る「包丁切り切りたて麺」を導入したというのだ。入店時先客4人後客ゼロ。厨房には店主と女店員の2人。
『ミニ醤油らーめん』 550円
醤油のミニ注文。マグロ節をメインにした魚介スープと豚骨、鶏ガラから摂った白湯スープを合わせたという独特の味わい。改めて個性を感じるスープだ。麺は流石に角が鋭く感じられてこちらも個性的。何となく『げんこつ屋』の評価が低かったが見直した。満足。
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