拉麺本店
赤いテント屋根に白く書かれた「ラーメンショップ」の文字を冠した店は関東近辺ではよく見かける。ラオタと呼ばれる多くの人からガン無視され蔑まされている(気がする)が、ボコボコ出来ては無くなっていくラーメン店を横目に、昔から今に至るまで営業し、静かに勢力を広げてきた。そんなラーメンショップの総本山は何処なのかとても興味が出てきたので調べてみると浮かび上がってきたのは羽田にある『GOODMORINING ラーメンショップ』という店。旧店舗名は『椿食堂』といい、初めて「ラーメンショップ」の屋号を冠したという。ウィキペディアによると「ラーメンショップ」の中でもも幾つか系統があり、こちらの系統は通称「椿系」と呼ばれ、屋号に両脇に「うまい」の文字と「加盟店募集 本部03-3744-5007」と書かれているのだそうだ。話を羽田に戻そう。この店は朝6時から昼2時まで、日祝休みという難易度高めの店。また昔家系創始者『吉村家』店主が働いていたという噂もあり、「家系ルーツはここにあるのか?」というマニア心を実にくすぐる店でもあるのだ。昨年末12月29日(土)朝に訪問を試みたが年末休暇であえなく撃沈してしまった。今日はその復讐戦だ。井土ヶ谷から京急エアポート急行に乗り約30分で穴守稲荷へ到着。徒歩7分くらいで目的の店に到着。今日は営業していた。ラーメンショップらしい、あまり綺麗とは言えない店舗がいい味を出している。早速入店。厨房には親父1人。食べ終わる頃におばさんが2人厨房に入った。L字型カウンター10席。先客7人後客ゼロ。口頭で注文。
『ネギラーメン』 700円
ラーメンショップと言えばネギラーメンが代表的メニューを注文。丼というようり皿みたいな入れ物で登場。麺は黄色い中細縮れ麺。具は豆板醤まみれの白髭ネギ、黒胡椒まみれの辛味メンマ、海苔2枚、チャーシュー1枚。細かい背脂がうっすら浮く塩味強めの薄い豚骨醤油。このネギを引き立てるバランスの取れた一杯だ。ネギラーメンは美味しい。でも基本のラーメンも改めて食べてみたいと思った。
大鳥居駅まで歩いて蒲田へ戻った。路線が立体構造になり京急蒲田駅も激変したなぁ。でも駅前の商店街はあまり変わっていない。でも我が通っていた頃にはラーメン店は幾つか出来ている。でもそこはスルー。100円ショップ等で買い物をした後、『ラーメン潤』へ訪問。向かいの『呉屋』に入るか迷ったものの、ご当地ラーメンの中でも個人的に好きな部類に入る燕三条ラーメンの本格的なものを近場で食べられる貴重な店だからね。早速入店。入り口に券売機。厨房には男の店員3人。L字型カウンター席。待ちは生じていないものの客入りは終始8割以上をキープしていた。
『中華そば』 730円
筆頭基本メニューをノーマルで注文。普通のラーメン店で中華そばを注文してこれが出てきたらびっくりするよなぁ。ブリブリの極太縮れ麺。ゴワゴワの岩のりと我の好きな玉ネギの角切り、メンマ、チャーシュー2枚。煮干の味がビンビン効いた背脂がたっぷり浮いた個性たっぷりのスープ。満足だ。
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