境港散歩
松江から直行バスで約40分で境港駅前に到着する。ここに来るのは実は2度目で、最初の一人旅で訪れた思い出の地だ。何を隠そう我は子供の頃からの水木しげる御大の大ファンなのだ。最初は鬼太郎から入ったのだけれど、その内風刺漫画の世界に魅せられ、生い立ちや考え方まですっかり影響されてしまった。水木しげるロードが出来てまだ1年くらいの頃、いてもたっても要られず、聖地巡礼のような気持ちで水木しげる生誕の地を訪れた。あれから約20年。「ゲゲゲの女房」等のドラマがヒットし更に観光地としてのランクが上がってしまった。あの頃は未だ無かった水木しげる記念館に訪れ久々に御大の遍歴に触れられそれはそれで良かった訳なのだが、あまりにも観光化され過ぎて何となく切ない気分になった。水木しげるロードから外れて見ると、僻地境港らしい時間が止まってしまったかのような風景に出会えた。我からすればこちらの方が魅力的だ。作品の背景に使われたような路地にも出会う事が出来た。
約3時間の滞在だったが満足が行くものだった。帰りは境線に乗り約20分で米子空港駅で下車、徒歩5分ほどで空港に到着。出発予定時刻まで30分を切る時間だったが無事満席の飛行機に乗ることが出来た。羽田には5時半に到着した。
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