松江駅麺
ラーメンの過疎地島根県にご当地ラーメンはないか調査したがたいしたものは発見出来なかった。唯一ひっかかったのが宍道湖のしじみを使ったしじみラーメンが出てきた。もうあからさまな観光用ご当地ラーメンだ。だからそれほど関心が無かったが一応チェックしておこうと、宿泊地の松江近くで食べられる店を調べておいた。しかし出発1週間前その店の閉店を知った。仕方なく駅に隣接したフードコートにある店『キッチンスタジアムらーめん神話』という店も一応しじみラーメンを出しているという情報もあったのだが、よくよく調べるとその店も近頃メニューを一新した際しじみラーメンもメニューから消えたようなのだ。かくも観光用ラーメンというのは長続きしないものなのだ。
以前は「北海道麺話カムイ」「神戸麺話イザナギ」「出雲麺話やくもづ」と各々味噌、鶏白湯、あごだし塩を提供していた3店舗が同じ厨房を使う複合施設だったようなのだが、今では規模が縮小され単なる1店舗経営の店になってしまったらしい。お腹に余裕もあったのでホテルに戻る前に寄ってみる事にした。厨房には男の店員1人とおばちゃん店員1人。先客4、5人後客3人。口頭で注文。
『しおらーめん』 700円
筆頭のしおを注文。勾玉を模したのであろう奇妙な形の丼で提供された。麺は中太縮れ麺。具は青ネギと白髭ネギ、筍、とろろ昆布、紅白のうずらの卵、鶏チャーシュー1枚。ネギの上に魚粉がふりかけられている。島根の名産あご(飛魚)で出汁を使ったスープだとか。確かに魚介出汁が出よく出た塩スープだった。でもご当地独特の素朴さは微塵も感じられない一杯だった。
帰りにコンビニによってからホテルに戻った。やはり暑さにやられたのか大分疲れていたようで風呂から上がってしばらくしたらら爆睡していた。
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