春湯河原
ちょっと肌寒いが風も弱く天候もまずまずの土曜日。桜を見ようと久々に遠出をしてみる気になり湯河原まで足を延ばしてみることにした。横浜から東海道線に乗り約80分で到着。改札を抜けるといきなり桜がお出迎え。さらに土産物屋が並ぶいかにも温泉地という感じでちょっとテンションが上がってしまい、思わず土産屋を物色してしまった。でも今日は桜とラーメンがメインなので気を取り直して大通りを海の方へ徒歩8分ほど歩く。最初の目的店は『飯田商店』。開店予定時刻11時くらいにちょうど到着。しかし店内はすでに満席で店外に1人待ち。どうも店主ひとりで切り盛りしているらしく異常に回転率が悪く40分以上待たされた。自然木を使ったL字型カウンター7席のみ。切株のような木製の椅子が並ぶ。メニューの裏に食材にこだわる旨の薀蓄が書かれている。口頭注文で料金先払い。店主ひとりでやっているから仕方がない。しかしここでとんでもない事に順番を飛ばされ、3人家族客の後に回された!料金は順番に払っているので店主が忘れているはずがない。わかっていながらやっているのだ。非常に気分が悪くなった。結局ラーメンが届いたのは並び始めて1時間たった頃だ。全て自分都合。辛抱強く順番待ちをしていた客の気持ちなど考えてはいないのだ。いくら有名店でもこういう事を平気でするような店は許せるわけはない。
せっかく1時間待ちして得たラーメンなので気を取り直して味わう事にする。比内地鶏を使った醤油ラーメンとなれば町田の『69’nRollOne』が有名だが、この店のラーメンも酷似している。麺は平打ち気味の細麺ストレートの自家製麺。支那そば系の絹のような喉越し。具は青葱の小分け切りと細メンマ、鶏と豚の2種のチャーシュー各1枚。生醤油のスープの中に鶏の甘みを感じる見事なスープ。朝から何も食べておらず長時間待った為腹が鳴っていた状態。完食した。
また大通りに戻り海の方向にやや進んだところにある次の店『麺の蔵』へ入店。店内は何故か暗い。厨房は仕切りがあり奥が見えないようになっている。厨房前に一列のカウンター4席と4人がけテーブル席2卓。先客4人後客4人。接客係のおばちゃんに口頭で注文。
醤油、塩、味噌の3味がある。太麺と細麺、油の量が選べるようだ。太麺でふつうを選択。出てきたラーメンは茹でもやしが山となった二郎スタイルかと思うようなビジュアルだった。具は薬味ねぎ、もやしとメンマ数本、海苔1枚、大きめの巻バラチャーシュー1枚。麺は幅1cmある平打ち麺。スープには背脂が浮くタイプ。先の『飯田商店』があっさりしたあっさりしたラーメンだったので、かなり脂っぽく感じた。でもそれが逆にラーメンらしさを感じて美味しく食べられた。個性もあってよかった。でも麺はきしめんみたくて珍しさはあるものの、柔らかすぎた。細麺の方がいいのかも知れない。
やや駅方面に戻り間髪入れず禁断の3店目『きっせい』へ入店。別の看板には『らー麺吉成』と書かれていた。明るい喫茶店のような店内。厨房にはおじさん2人とおばさん1人。TVがBGV。厨房前に1列のカウンター7席。4人がけテーブル席が3卓くらいか。先客ゼロ後客2人。口頭で注文。
2番目に書いてあったメニューだが興味をそそられたので注文。確かに焼きアゴの香ばしい風味を感じる醤油スープ。麺はやわらかめに茹でられたちぢれ細麺。具は薬味ねぎ、メンマ数本、わかめ、半味玉、チャーシュー1枚。あっさり食べられた。
帰りにまた土産屋に寄り土産を買いアクティーに乗り横浜へ戻った。
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