東京拉麺
我は東京で暮らした事がないので知らなかったが、東京では『生駒軒』という屋号の中華料理店がポピュラーに存在するらしい。ある意味東京ラーメンのスタンダードが判るのではと思い訪問する事にした。せっかくならその本店と言われる人形町の店に狙いを定めた。
京成線で西船駅で降り5分ほど歩いて地下鉄東西線に乗り換える。運よく快速に乗れたので短時間で茅場町に到着。更に日比谷線に乗り変え一駅目、人形町に到着。地下鉄は地上に出ると方向と位置が判らなくなってしまうのでしばらく迷ってしまった。途中本屋によって時間を空け胃袋に余裕を持たせてから店に向かった。ビルの1階の角に店を発見。日祝休み。土曜の営業は3時半迄という意外に難易度の高い店だ。入口にはサンプルが飾られたショーケースがある。早速入店。厨房は奥にあり見えない。2人がけテーブル席1卓と4人がけテーブル席5卓。1卓を除いて他は全て埋まっていた。前客9人後客ゼロ。口頭で注文。
筆頭基本のラーメンを注文。満は多加水中細ちぢれ麺。具は薬味ねぎ、ワカメ、メンマ、さっぱりしたチャーシュー1枚。中華料理店のラーメンだしワカメも入っているし場末的ラーメンを想像していたが、意外と美味しかった。醤油スープは薄すぎずロースト感がありワカメも柔らかく存在は控えめ。さっぱりしたチャーシューは美味しくラーメンに合っていた。お代を払う時年賀のタオルを貰った。
人形町駅に戻り今度は浅草線で一駅、日本橋で下車。地上に出て1分弱のところに昭和6年創業の老舗有名洋食店『たいめいけん』に訪問。ここには昔から洋食の食材を利用した独特のラーメンを提供していて、店舗裏側にはラーメンコーナーも設置されている。ここには以前から行ってみたかったので訪問。ラーメンコーナーは4人が入るくらいの立ち食い方式の小さなスペースだった。ちゃんと券売機まで設置してある。先客3人後客ゼロ。厨房が一望出来て面白い。専任のコックが目の前で調理してくれた。
筆頭基本のラーメンを注文。麺はツルツルした食感の多加水中細ちぢれ麺。具は薬味ねぎ、絹さや1つ、海苔1枚、赤い縁のチャーシュー1枚。おぉ確かに鶏ガラ醤油スープだけどコンソメを連想させる洋風のスープだ。スープの素材が違うとこれだけ違うんだな。これは東京ラーメンというより銀座日本橋ラーメンと言った方がいいかもしれない。
東京駅まで徒歩で行って横浜へ戻った。
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