中野地麺
昨日に続き都区内の地ラーメン掘り起し。9時過ぎに家を出て新宿湘南ラインで新宿に出て、中央線に乗り換え、本日の目的地中野へ到着したのは10時15分くらい。駅から徒歩3分くらい、魚介豚骨のパイオニア『青葉』中野本店へ。個人的に初めてラーメンという食べ物に感動させられた店。かつて中野に来る毎に行列に並んで食べ、その度に「うんまいなぁ!」と思っていた思い出の店。旧来のオーソドックスな醤油スープが単調に感じてしまい、魚介豚骨醤油がこれから東京の標準スタイルになるだろうと本気で思っていた。実際新店が出る度に『青葉』を踏襲した魚介豚骨スタイルばかりだったという時代が確かにあった。今や『青葉』は18店舗に展開。かつての大行列は無くなったが、着実にひとつの味を継承し続けている。ラーメンの歴史に名を残す偉大な本店に約4年半ぶりの再訪。店外に券売機有。厨房には店員2人。L字型カウンター13席。先客1人後客3人。
『特製中華そば』 850円
昔この店の行列に並んだ時はだいたい特製を頼んでいたのでそれに準じる。久々の青葉で味が落ちたりしていないか心配した。見た目ちょっと薄そうに見えたから。でもそれは杞憂に終わった。濃ければ良いなどという事はない。所謂『青葉』インスパイア系という店の中には濃厚な魚介もしくは豚骨濃度を売りにしていたところもあったが、そういうのは飽きる。バランスこそが重要。相変わらず美味しいスープだ。麺は中太平打ちストレート麺。具は薬味ねぎ、メンマ数本、ナルト1枚、半分に切られた味玉1個、海苔1枚、ホロホロと柔らかいロースチャーシュー3枚。文句無しの完食!
商店街でパンを買った後、駅の反対側に出て更に歩く事約2分。つけめん発祥の店『中野大勝軒』へ到着。元祖つけそば(つけ麺)の店。今やラーメンから独立した感があるが元々はラーメンの一種、地ラーメンとも言えるだろう。今の東池袋大勝軒創業者、山岸氏が従兄と立ち上げ、最初につけそばをメニューに出したのがこの店というわけだ。暖簾を割り引き戸を開け入店。厨房には意外と若い男の店員3人。店中ほどに券売機。逆L字カウンター13席はちょうど満席だった。5分くらい待ってようやく着席。
『元祖つけそば』 480円
後の東池袋大勝軒の魚介つけめんとは異なる、醤油主体のクラシカルなつけ汁。油分と辛味がピリッ麺はツルツルとした太麺。つけ汁の中には薬味ねぎ、海苔1枚、メンマ数本、細切りチャーシュー数本。スープ割してもらい温かいスープを飲んだ。歴史を感じる一杯。満足。
今日はこれにて終了。新宿から新宿湘南ラインで横浜に戻り正午過ぎに帰宅出来た。
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