中野泥豚
朝、肌寒くて目が覚めたくらい夏とは思えない1日だった。空も曇りが多い。そんな節電休暇の日。せっかくの平日休暇なのでどこに行けばいいか思案した。週末なら行けないような場所に行こうと考えた結果、導き出されたのが、京都に本店を置く豚骨濃度最強を誇る『無鉄砲』の東京進出店だ。昨年8月にオープンして以降やはり話題となり行列が続いているというので気になっていたのだ。京浜東北線で品川まで行き山手線に乗り換え高田馬場へ。さらに西武新宿線に乗り換え沼袋で下車。以前『御天』本店を訪れた際に降りた以来になる。改札を出て新青梅街道まで徒歩約10分弱。『無鉄砲』東京中野店へ辿り着いた。行列は出来ていない。早速入店。内装は和風居酒屋っぽい。入口脇に券売機有。厨房には男の店員3人。厨房前周りにL字型カウンター10席、壁向きに一列のカウンター8席。常に9割の席は埋まっていた。
『とんこつラーメン(麺バリカタ・こってり・ネギ多め)』 750円
筆頭基本のメニューを注文。麺のかたさ、こってり/あっさり、ネギの量が選べる。興味本位でこってりにしてみたら背脂がたっぷりかかっていた。印象は奈良で食べた『がむしゃら』と同じ。豚骨と水だけで炊出して作ったという泥泥スープは口当たりはそれほど重くはないけど食べていくうちに腹に溜まる感じ。麺は黄色い中太ちぢれ麺。具はネギと薄いチャーシュー3枚、海苔1枚。泥スープによって味は埋もれてしまっている。葱の食感だけが感じる事が出来る。スープに極端に偏ったラーメンではあるが、食べ終わって満足出来る美味しい一杯。ラーメンは不思議なものでバランスだけでは語れない。
無鉄砲グループが東京進出にあたり、ほぼ同時につけめん専門店もオープンさせた。『無極』だ。それが同じ新青梅街道沿い、環七との交差点、隣の野方駅方面にあるというので歩いて行ってみる事にした。10分強歩いて到着。店前の待ち席に2人。食券をあらかじめ買ってその後の席に座った。5分くらい待たされたが途中コップで水と持ってきてくれた。入口脇に券売機。厨房には男の店員2人と女の店員1人。厨房周りにカウンター席10席、壁向かいに2席。
筆頭基本のメニューを注文。麺はテカテカと光沢を帯びた四角い極太ストレート麺。店舗2階にて自家製のようだ。海苔が1枚のっている。つけ汁は無鉄砲らしいドロドロの豚骨スープで髄のザラつきを感じる。豚骨濃度は先の『無鉄砲』に比較し気持ちマイルドのような印象だが、それでも濃厚豚骨つけ麺としては文句なくトップクラス。具は青ネギの小分け切り、メンマ数本、軽く炙られた角切りチャーシューがたくさん。柚子が若干入っているようだ。強烈な濃厚豚骨、無鉄砲グループのはしご、なかなかにヘビーだった。
帰りは環七沿いのバス停からバスで高円寺に向かった。高円寺をしばらくぶらついた後新宿に出て湘南新宿ラインで横浜へ戻った。
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