拉博復帰
新横浜ラーメン博物館の店の入れ替えがあったというので会社帰りに行ってみた。卒業したのは荻窪『春木屋』と笠岡『坂本』。新しく入ったのが渋谷『砦』と高円寺『二代目げんこつ屋』。年間フリーパスで入ろうとしたらダメだった。昨年末で有効期限切れだったようだ。しかしまた住所氏名を記入したら今年の末まで無料延長してもらえた。まずは『坂本』のあった場所に入店し本日オープンの『二代目げんこつ屋』。『げんこつ屋』は5年前横浜駅ポルタにあった店に入店したがその1年後に倒産してしまった。工場を作って店舗を増やしたが採算が取れなくなって負債がかさんだのが原因という噂だ。このラーメン博物館オープン当初に出店したくらいの店だったというのに。その社長も他界してしまったらしい。正に栄枯盛衰である。その遺児たる店主が失われた味をこのラー博で復活させたという。なかなかストーリー性のある出店だ。店前に9人の待ち客有り。この時期社会人1年目の新人君達が暇を持て余して訪れるパターンが多いようで、平日だというのに賑わっていた。5分ほどの待ちで店外の食券を買い入店。店内で更に10分待ってラーメン登場だ。
筆頭の醤油を注文。マグロ節をメインにした魚介スープと豚骨、鶏ガラから摂った白湯スープを合わせたという独特の味わい。当時の味を何だか思い出してきた。麺は多加水平打ち中細ちぢれ麺。具は薬味ねぎ、メンマ数本、燻製味玉半分、海苔1枚、チャーシュー1枚。不思議と味は覚えているんだなぁ。懐かしく感じた。
次は『春木屋』跡地に入った『砦』。こちらは今月17日にオープンした。本店は渋谷神泉にあり、我は約4年前に訪問している。この店の店主は元々『一風堂』のラー博店店主に抜擢され、卒業と同時に独立した人物。凱旋出店というわけだ。こちらは8人ほど行列が出来ていて5分後券売機にて食券を購入し入店。店内で12分くらい待った。
『砦らぁめん(太麺・バリカタ)』 750円
太麺と細麺が選べた。細麺では博多そのままでつまらないだろうと太麺をバリカタで選択してみた。実際は太麺といっても平打ち気味の細麺だった。スープは豚骨濃度高めだが豚骨臭はない。博多というより久留米の印象に近い。具は薬味ねぎ、もやし、きくらげの細切り、チャーシュー2枚。『一風堂』よりは好みかな?まぁまぁのお味。
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