日吉麺通
日吉にまた新店がオープンしたというので会社帰りに菊名から東横線に乗り変え日吉へ。ちょうど通勤快速が来たのですぐ到着出来た。日吉駅の改札を出てまた思った。自分はこの日吉駅前の風景を見るのはもう10回以上だが、いずれもラーメンを食べに来るだけを目的に来ているよなぁと。駅前周辺を歩いてみたが、以前訪問した店が目に止まる。ラーメンの思い出しかないよ。5分ほど歩いて目的の新店に到着。先月26日に開店した『元山亭(もとやまてい)』だ。赤い看板に白い暖簾。ここの店主は塩の名店『本丸亭』出身だとか。もしかしたら川崎ラーメンシンフォニーの店を最近閉めたので、そこの店主が独立したのかな?と勝手な想像をしてみた。早速暖簾を割る。入口に券売機。厨房には黒いTシャツを着た男ばかり4人いた。厨房前にL字型カウンター12席ほど。4人がけテーブル席4卓。客入りは常に9割くらい。場所柄客層は若い。何とか待たずに座れた。
筆頭基本を頼むつもりが、ちょっと華やかさが欲しかったので鶏塩を注文。ゲンコツ、モミジ、豚足、胴ガラ、丸鶏、焼きアゴの煮干し、白菜などから出汁を取った澄んだスープは、旨味がでていて甘さを感じる。麺はモチモチした食感のかために茹でられた平打ち中太ちぢれ麺。具は薬味ネギ、メンマ、水菜、鶏チャーシュー2枚、ワンタン、鶏そぼろ。美味しい塩ラーメン。『本丸亭』譲りのハイレベルな一杯だった。
今夜は平日だが連食をしてしまった。以前『ポクポクポクチン』『まつざき商店』『桜家』『絶の味』と変遷を続けているあの場所にまたもや7月2日に新店が入ったというので行ってみる事にした。屋号は『拉麺 義や』。明らかに7月訪問した天王町の店と同じ系列の店。開店もほぼ同時だ。店外入口に小さな券売機。L字型カウンター9席ほど。厨房には中国系と思われる若い男の店員2人。先客3人後客2人。
基本のラーメンを。好みは聞かれなかったが麺かためだけを要求。出てきた一杯は一見吉村家直系かと思った。やや茶色みを帯びたスープに、家系にしてはやや細めの麺。具は薬味ネギ、ほうれん草、海苔3枚、チャーシューはやや大きめで縁が赤い。何か天王町店とは違う気がするが、値段に比して妥当なのは一緒だ。
今回塩系の『元山亭』が加わった事で、二郎系の『どん』、永福町系『大勝軒』、つけめんの『あびすけ』、魚介豚骨系の『Ryu-Ya』、オーソドックス醤油の『ひよし家』、家系の『らすた』『武蔵家』『銀家』『義や』、オリジナル系の『ハマトラ』。ごく狭い空間にこれだけバリエーション豊かなラーメン店が密集しているというのは都内を除いたら珍しいのではないのだろうか?また淘汰が始まるのかもしれないけど。
コメント