山形拉麺
山形では冷やしラーメン発祥の店『栄屋本店』と、『秋津そば』という店の2店に行こうと考えていたので、2日目である明日に行く予定だった。ところが事前調査を進めていった中で『秋津そば』の閉店を知ったのが出発の3日前だった。1店しか行かないのなら初日に行ってしまえと急きょ予定を変更した次第。新庄から新幹線で山形へ移動。到着したのは18時過ぎ。駅前で団扇を配っていたので貰った。これがなかなかいいヤツでこの旅で重宝し、良い土産になった。 山形駅周辺をまわる100円バスというのがあると聞いていたので、それに乗る為駅を降りてバスターミナルに向かった。ところが17時以降は運休するとデカデカと書かれていた。何でも花笠まつりというのをやっている為だとか。この時はそんな気にも留めていなかったが、祭り開催の為メイン通りは通行禁止になってしまっていた。仕方なく歩いて向かう事にした。日が落ちてきたというものの、また20分近く歩く事になるのでキツかったなぁ。団扇貰って正解だった。ようやく店の近くに来たかなぁと思ったら、大通りの人ごみが凄いことになっている。花笠まつりのパレードだ。夏らしくて観光ならばラッキーとなるだろうが、目的の『栄屋本店』の営業終了時間が30分後に迫ってきている状況なので物凄い障害に感じてしまった。この先すぐに目的の店があるというのに、パレードの為向こう側に渡れないのだ。しばらくするとパレードは休憩に入ったので、その隙に通りを渡った。しかしいざ渡ってみても人が多くて進む事もままならずどうしたものかと困ってしまった。進んでいる内に脇道があったのでそちらに折れて進んでみると、どうやらこの脇道の先に店はあるらしい。かなり通りから歩いたところでようやく店を発見。いつもは行列らしいが、祭りの開催中だからかすんなり入店出来た。それでも客入りは8割くらい。4人がけテーブル席5卓、6人がけテーブル席1卓、座敷に4人がけテーブルが4卓。厨房は奥にあり見えない。口頭で注文。
昭和27年にこの店で初めて売り出されたという冷やしラーメンを注文。熱いラーメン連食していた身からすればスープに入っている氷が嬉しい。スープには牛骨、鰹節、昆布などの出汁を使っているという。油の凝固を防ぐ為動物性の油を使わず胡麻油、菜種油等の植物性油を使っている。よってスープは胡麻油の風味が強くて冷やし中華のようだ。麺は中太ストレート。具は薬味ネギ、メンマ、海苔1枚、もやし数本、キュウリ2枚、かまぼこ1枚、牛肉チャーシュー1枚。最初はスープが多い冷やし中華じゃんと思っていたが、食べ進んでいく内にやっぱりラーメンなのだと感じた。氷が入っているのに薄まらないスープが凄いなぁと感じた。
帰りはようやく観光気分で花笠まつりを見て駅へと向かった。
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