小倉豚骨
長浜3連食を終えた後ホテルに戻り2時間ほど休憩し再出撃。本日は福岡市を飛び出し北九州市へ行く。ホテル近くのバス停からバスに乗り博多駅へ。220円。博多駅から何と新幹線を利用して小倉へ行くことにした。片道2050円。東京から新幹線で新横浜に行くようなものだ。でも在来線だったら1時間15分くらいのところを新幹線なら15分だもの。圧倒的だ。時は金なり。普段我慢している分大解放だ。小倉駅には10時40分頃到着した。八幡鉄工所が見えたが圧巻だった。日本の製鉄業もかなり厳しいらしいが頑張って欲しいと思った。小倉駅はなかなか大きな駅で近くの本屋で思わず立ち読みしてしまった。気を取り直してモノレールに乗る。5分ほどで春香口三萩野(かわらぐちみはぎの)という駅に到着。190円。小倉駅中心部からやや郊外に出たところだ。駅から徒歩6分ほどの所に最初の目的店久留米ラーメンの『東洋軒』を発見。昭和40年創業の老舗でラー博の出店依頼を断ったとか。派手な暖簾がかかっていて貫禄を感じる。店に近づくほど豚骨臭が増していく。早速暖簾を割る。昭和レトロな木目の壁に厨房とカウンター席の間に暖簾が下がっている。厨房には男3人女2人の店員。L字型カウンター18席と4人がけテーブル5卓。ほぼ満席だったがカウンターの隅が空いていたので座る。他の客はおにぎりと一緒に注文している事が多かった。久留米でもそうだったので久留米スタイルなのだろう。しかしいくら待っても注文とりに来ないんだよ。長浜といいこれが福岡のラーメンのスタイルなのか?もう大声出して「すみませーん」って言ったよ。口頭で注文。
基本のラーメン注文。うん、朝食べた長浜とは全くもって違う久留米ラーメンだとハッキリわかった。表面に油の膜が張っているのでこってりかと思ったらまろやかでサラッと飲める。麺は中太ストレートでかためでシコシコして食べ応えがある。具は青ネギの小分け切りと海苔1枚、大きめのモモ肉チャーシュー2枚。最初から紅生姜がのっている…と思ったら赤く染められたメンマなのだそうだ。全然気付かなかったけど。『沖食堂』に似たまろやかさはあるが、こちらの方が味はしっかりしている感じ。さすがは有名店、美味かった。
次は小倉筆頭に上げられる店、久留米ラーメンの『魁龍』、その本店だ。何故小倉は博多ではなく久留米ラーメンが多いのだろうか?地域的にも離れているのに。久留米の場所さえ判らなかった我はてっきり北九州市と隣接しているのかと思っていたほどだ。ともかく『魁龍』本店は歩いて30分弱。この30分が炎天下できつかったなぁ。ガソリンスタンドをまわりこんでようやく到着。豚骨臭がけっこう凄い。勝手に『大砲ラーメン』本店みたいなビルを想像していたが貫禄のある入口の長屋のような店舗。黄緑色の暖簾が目立つなぁ。創業は平成4年と新しいがラー博に出店していた事もあった。現在福岡県下に5店舗を展開中。早速入店。厨房には男の店員が5人くらいいて絶叫系の挨拶をしてくる。L字型カウンター8席と12人がけテーブル席1卓、座敷にテーブル4卓。7割方の席は埋まっていた。客の回転はよさそう。
『ラーメン』 640円
筆頭基本のメニューを注文。スープが物凄く泡立っている。舌触りがザラついて物凄く骨を感じるスープ。これぞ正に豚骨スープと言う感じ。麺も久留米らしく中細でシコシコした食感のストレート麺。具は青ネギの小分け切り、細切りメンマ、海苔1枚、チャーシュー2枚。北九州一の有名店になるだけの事はある豚骨濃度とその臭い、骨太な一杯だった。
10分ほど歩いて片野というモノレールの駅に戻り小倉の駅に戻った。駅前のコレットという大型ショッピングモールに立ち寄ってちょっと涼ませてもらった。ラーメン本と冷却材を購入した。
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