桃源誠信
底冷えするような冷たい雨が降る金曜日の夜。菊名から東横線に乗り換えて久々に電車で遠征。綱島で下車。実に3年ぶりに『桃源(とうげん)』へ行く事にした。この店で初めて行列の厳しさを知ったという印象がある。今夜は平日の雨の夜だしすんなり並ばずに入れるだろうと思ったら甘かった。店内で1人、店外に3人待ち。でも5分位で入店&着席出来た。3年前自分の書いた記事を読みながらラーメンを待つ。その時の描写と同じ船室をイメージしたような内装。1列のカウンター7席と2人がけテーブル席3卓。厨房には店主と男の店員2人。接客態度はいい。ラーメンも着席後8分ほどで出て来た。
『しお』680円+『煮玉子』100円=780円
3年前の初訪問時と全く同じメニューを注文。貝類の出汁が効いた美味しいスープだが量が少ない。麺は中太ちぢれ麺。具は薬味ネギ、メンマ、茎ワカメ、かまぼこ半切れ、海苔1枚、ホロホロチャーシュー2枚、トッピングの味玉。3年前はあまり評価していなかったが個性的で美味しい塩ラーメンだった。評価がちょっと変わるというのは我の中では珍しい事だ。次機会があればうま塩というのを頼んでみたいが、場所が駅から遠いし難しいかな?
『桃源』から2軒隣のラーメン店『えびらーめんじゅうねん』が突如閉店し、今月1日から『誠信(せいしん)』がオープンした。店員は『じゅうねん』の弟子だった人で屋号は2人の名前から取ったとの事。店内の角に券売機。厨房には男の店員3人。L字型カウンター7席と4人がけテーブルう席2卓。先客ゼロ後客2人。
筆頭の汐を到着。卓上の薀蓄には鶏白湯と節系魚介出汁を合わせたスープらしいが、甘い。卓上に柚子でもあれば良かったがそれもない。麺は中太ちぢれ麺でこのスープに合っていない気がする。具は薬味ネギ、水菜、メンマ、炙り鶏肉、海苔1枚。この海苔が普通の海苔で簡単にスープに溶けてぼろぼろになった。もうちょっと完成度を高めて欲しい気がした一杯だった。
帰りは更に雨脚が強くなり寒い。鶴見川を越える時が辛かった。帰りの電車も乗り継ぎが全て悪かった。
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