根岸千家
今週も会社では戸締り当番と化していた。今夜も戸締りして、それでも今夜は10時過ぎには退社出来た。疲労は心と体を蝕んでいるがとりあえず一週間を終える事が出来た解放感はある。ラーメンを食べよう。といってもこの時間から電車で遠征は勘弁して欲しいので家の近くの店になる。前から気になっていた『千家』根岸駅前店に行ってみる事にした。電車で行くと帰りが面倒なので最寄駅で下車しスクーターで向かう。根岸森林公園周辺から坂を下り根岸駅前の大通りに出る。来てみてわかったが根岸駅周辺に来るのは本当に久々だ。数年は来ていなかった。だから新鮮だ。通りに目的の『千家』を発見。昔ながらの家系というか、煤けた感じで飾りっぽさなど微塵もないラーメン屋然とした店構え。入口に券売機。奥に伸びる細長い店内に一列に伸びるカウンター15席。厨房には男の店員3人。入店時にはカウンター席の後ろに空席待ちの客が数人立っていたので「えー空席待ちかよー疲れてるのにー」と思ったが食券を買って振り向くとひとつ席が空いていた。ラッキーだ。その後も続々来客は続くが回転率がいいのでほとんど立待というのは無かった。
『ネギラーメン(麺かため・油多め)』800円+『小カレー』200円=1000円
『千家』といえば豆板醤を絡めたシャキシャキネギのネギラーメン。一週間ご褒美で小カレーもプラス。注文してすぐに出てきた。このスピード感も魅力のひとつ。えっ並で注文したのに何だこのボリューム。普通の店のネギ増しとはわけが違う。シャキシャキネギの山をがっつく。麺を啜る。海苔をスープに浸して麺を巻いて食べる。特別変わったところはないのに『千家』のネギラーメンは美味いのだろう。小カレーはモロ業務用で甘酸っぱさすら感じるフルーティーな味わい。会社での嫌な事も疲れている事も忘れ夢中で食べていた。腹いっぱいになり大満足。客層はほとんどが我と同じ疲れ切ったサラリーマン。身も心も疲弊しているが腹ぐらいは満たされたい。そのささやかな望みを実現してくれる店だ。正しいラーメン屋の姿だと思う。
隣には『むつみ屋』、ちょっと手前には『ニュータンタンメン本舗』もあった。またこの辺りには来てみようかな。帰りは横須賀街道沿いに北上して帰宅した。
コメント