直伝味変
8月31日。8月最後の、最後の夏休みの日だ。この3週間は名古屋、旭川、和歌山と大遠征が続いたし、純粋に休息に充てよう。そう当初から決めていたものの、朝から台風直撃で大雨。こんな月曜日に休みを取っていて本当に良かった。そこで今日は子供たちよろしく宿題の山に挑む事にした。通信教育に全く手をつけないままにしていたのだ。全然のんびり出来ない。昼過ぎまでに強引に宿題を終わらせた。ねじ伏せた。外は台風の目に入ったのか、ちょっと小振りになってきたようなので、やっぱり出撃する事にした。まずは本屋に行って目的を達成した後『直伝』に行ってみる事にした。何でも今月味を変えリニューアルオープンしたらしいのだ。この屋号を名乗っておきながらリニューアルはいかがなものではないだろうか?とりあえず行ってみる。あっ2人がけのテーブル席が追加されている。先客7人でかろうじて座れた。誇らしげに飾ってあった山岸氏の写真とかは外されて、大勝軒グループマップだけがかろうじて壁に貼られていた。後客4人。厨房には男の店員とおばちゃん店員の2人。
あっ!ラーメンが売り切れている!仕方なくつけめんを注文。特製もりそばではなくなったのか。リニューアル価格として1ヶ月間は100円引きだそうだ。一体何があったのだろう。10分以上待たされようやく提供。以前の甘酸っぱいあっさりスープではなく、濃厚豚骨魚介スープになっていた。薬味ネギ、海苔の上に魚粉、そして長いチャーシューが横たわっている。確かに濃厚で美味しいけど個性が出ないんだよな、この味は。それよりリニューアルした事自体に抵抗感がやっぱりある。それなら屋号も変えて欲しかったな。
店を出ようとドアを開けると、外に出るのがためらわれるような豪雨。地面は跳ね返りの水しぶきで白く見える。意を決してスクーターのところにかけて合羽を着てそそくさと帰宅したのであった。
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