築地再訪
朝早く起きて近所の寺に参拝した後床屋に行った。そのまま最寄駅にスクーターで移動し京浜東北線で浜松町まで乗り、そこから大門まで歩いて大江戸線に乗った。昨年7月からほぼ一年ぶりで築地で食べ歩きだ。午前10時15分くらいに築地市場に到着。観光目的の外国人が多いなぁ。細い路地をカートやフォークリフトがガンガンに飛ばしている。きっと観光客を「邪魔なやつらだなぁ」と思っているんだろうな。飲食店が集まる魚河岸横丁へ。かなりのにぎわいで寿司屋は行列が出来ている。その中に本日の目的店『やじ満(やじま)』へ。創業昭和24年。築地でも老舗の店だ。こちらはかろうじて行列は出来ていない。魚河岸の中華料理屋だから観光客相手ではなく本当にそこに働いている人が食べに来ている感じ。外との仕切りがない細長い店舗に赤いカウンター10席。厨房にはおじさん2人とおばさん2人。目の前のガスコンロで古い鍋に落とし蓋をして何やらグツグツ煮ていたのが印象的。口頭で注文。
普通のラーメンもあったけど夏季限定でやっているあさりらーめんを注文。なんとなく築地っぽかったし。白濁した塩スープに細麺ストレート。意外にも麺のかたさや味の濃い薄いを選べる。国産の大きなあさりが7個くらいゴロッと入っている。貝殻の取り皿に使うお椀も付いてきた。そしてその上に葱とニラと玉ネギ。何だか知らないがこの店のウリはニラのようだ。バターが甘みとコクを出していていい感じ。最後の方にスープをレンゲで飲んでいると砂をかんでしまって嫌な思いをしたがなかなか個性的で美味しかった。
次の目的店『伝承らーめん北都』の開店時間まで時間があったので築地市場をブラつく。吉野家1号店とかカレー店中栄など興味を惹かれた。まだ開店予定時間まで時間があったけど『北都』に行ってみる。十字路にあるショッピングセンター地下の飲食店街に店はあった。しかしシャッターが下りたままなのはいいとして張り紙が見えた。案の定臨時休業を知らせる紙だった。「味の探究の為」とか余計な事を書かれると腹が立つな。そんなもん普段や定休日にやってくれと言いたくなる。仕方なく戻ってさっき気になっていた『吉野家』1号店へ。『吉野家』は明治33年日本橋で創業し大正15年にこの築地に移転してきたとの事。客の出入りは激しく常に8割の席が埋まっている状況。厨房には男の店員2人とおばちゃん1人。口頭で注文。
いつものように卓上から紅生姜と唐辛子を投入。久々に食べたが美味いね。味自体はいつもの吉牛だが、店の雰囲気はチェーン店とは別物で個人店舗のような感じだった。
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