西荻連麺
さすがに疲れて朝はゆっくりと遅めに目覚めた。ぐだぐだとネットに目を通した後10時半くらい家を出た。久々に吉祥寺でも行ってみようかという気になった。しかし空はどんより曇っている。あんまりテンションはあがらない。定期も持ってくるのを忘れてしまった。横浜から新宿湘南ラインに乗り新宿から中央線快速に乗り換えて到着。天候も不安定なので今日は井の頭公園には行かずサンロード商店街の方に歩いてみた。昔ここらへんで友人とインドカレー屋によく入ったなー、確か『モティ』という店でランチセット食べたよなー、懐かしいなーと思い出に浸る。しかし今やその『モティ』も無い。近々伊勢丹も閉店してしまうらしい。時代の移り変わりを感じる。昔からよく行った『ブックスルーエ』という本屋で本を購入した後駅に戻り吉祥寺散策は終了。各駅停車でひと駅東京方面に戻り西荻窪で下車。駅から歩いて3分ほどで目的の店到着。白塗りの壁に小さな入口に小さな白い暖簾。町の小料理屋といった外観。有名な『たんたん亭』と店主が新たに始めた店『いしはら』だ。L字型カウンター7席のみ。厨房には店主夫婦と思しき熟年男女二人。入店時先客ゼロだったがすぐに後客が来て満席となった。口頭で注文。
ワンタンで有名な『たんたん亭』、しかも創業者の店なのでせっかくだからワンタンをミックスで注文。スープを啜ると煮干しの風味とラードを感じるスッキリとした醤油味。たんたん亭系は荻窪ラーメンのカテゴリーに分類される事に改めて気付かされた。麺は緩めにちぢれたシコシコした食感の中細麺。具は薬味ネギ、細切りメンマ数本、小さなチャーシュー2枚、海苔1枚。肉ワンタンと海老ワンタンが2個ずつ。肉ワンタンは期待通り胡麻風味の肉餡が入ったもの。海老ワンタンは海老が丸ごと入ったプリプリの食感のものを期待していたが、海老のすり身の肉団子だったのでちょっと肩すかしをくらった感じ。チャーシューもなぜかジャスミンのような中国っぽい妙な味付けをされて違和感を感じた。でも中核となる麺とスープは満足のいくものだった。
店を出て細い路地で駅の方に戻る途中、1分もかからないくらいの距離で2店目に突入。熊本ラーメンの『ひごもんず』だ。この店の店主はやはり『桂花』出身で品達にも出店しているくらい有名。武蔵小金井等にも支店があるようだ。奥に長い店内。黒い木材と茶色の木材を組み合わせた店内だが明るい感じでチェーン店のよう。カウンター6席と4人がけテーブル席2卓。客入りは結構良くて席待ち客も出ているほど。我は運よく待たずに座れた。座席の下に荷物を入れるよう柔らかい樹脂製の籠が置かれている。厨房は奥にあり見えないが男性店員が2人くらいか。あとは接客係のおばさんに口頭で注文。
典型的な熊本ラーメン。半ライスサービスだったが止めておいた。豚骨濃度は薄くマー油の味はするがパンチがない。我としては珍しく卓上のにんにくクラッシャーを使ってしまったほど。麺はまるで柔らかいパスタのようにツルツルした中太麺でバランスが悪い。具は薬味ネギ、もやし、きくらげの細切り、チャーシュー2枚。なんだか出来の悪いチェーン店のラーメンを食べてしまったような印象。せっかく東京遠征してきたのに。テンションが下がってしまった。腹もいっぱいだし、早々に帰路についた。




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