初月見野
今日もいろいろあったけど明日は休みだ。このところ酷かった疲労蓄積も「万葉倶楽部」効果で大分治まってきたので、久々に会社帰りの遠征。長津田から田園都市線中央林間行各駅停車に乗り換え、この付近で残されたラーメン集合地帯、つきみ野で下車。駅前はただ道路が横に延びていて信号機さえない閑散とした印象の景色があるだけ。その道をひたすら南下する。しばらく歩いていたがどうもおかしい。事前調査したところ駅近くにいくつものラーメン店があるはずだった。ケータイでチェックするともっと南町田寄りの国道だった事がわかった。暗い夜の住宅街の露地を通り大通りに出た。いきなりその角には『つきみ野大勝軒』があった。看板の文字から察するに『町田大勝軒』と同じグループのようだ。とりあえずここはスルーしさらに5分ほど南へ歩くと、赤地に黒い文字でラーメンとシンプルに書かれている看板が登場。その脇に醤油と味噌とも書かれている。屋号は『たか信』。ちょっと前は『ラーメン専科』というチェーン店だったが独立したらしい。ドアを開き入店する。一列のカウンター8席と5人がけテーブル2卓と4人がけ座敷机が3卓。明るい店内だが殺風景な感じもする。雑誌棚もあった。厨房には男の店員3人。先客は2人後客1人。口頭で注文。
久々にメニューから選ぶのに時間を要した。醤油・味噌・塩・とんこつ・つけめん、何でもござれのラインナップ。筆頭は醤油だけど、塩にだけ屋号を冠したメニューがある。だけどこの店の目につくところには味噌を押しているような感じもする。だから味噌にしてみた。具は薬味ネギ、もやし、メンマ、ワカメ、揚げネギ、柔らかチャーシュー。麺は中細平打ちちぢれ麺。味噌は本当に真っ当な味噌味。薄くない。白胡麻がかかっている。オーソドックスな味。でも最近いかに薄い味噌がはびこっているかが思い知らされるように普通にちょうどよい味噌味。値段も良心的だし満足出来た。
本当は駅方面に引き返し途中で見つけた店に入る予定だったが、せっかくだからもうちょっと先まで散策してみる事にした。すると国道50号線と合流するT字路があって緩やかな下り坂になっている場所がある。先の方にネオンランプが点滅しているのが見えた。赤い看板の感じからどうもラーメン店のような雰囲気があったのでついつい歩いて行ってしまった。はたしてやはりラーメン店だった。屋号は『花ちゃん』とある。外にメニューとかが書かれていないので躊躇した。どう見てもラーメン1本ではなく中華定食屋のような感じだったからだ。ここまで来て引き返すのもなんだと思い入店してしまった。座敷と大小さまざまなテーブル席がありカウンター席はない。厨房も奥にあり見えない。予想は的中し完全に中華料理店スタイル。客は結構入っていた。アットホームな感じはするが喫煙化なのが大きなマイナス。テレビがBGV。接客係の親父に口頭で注文。
醤油・味噌・塩・タンメンなど色々あったが、屋号を冠した筆頭メニューを注文してみた。あまり待たずに出てきた。一言で言えば卵とじあんかけタンメン。スープは塩っぽいタンメンそのもの。麺はやわやわの細い卵麺。具はにんじん、玉ネギ、ピーマン、しいたけなどの細切り、きくらげ、挽肉などが卵あんかけの中に入っている。悪くはなかったけどラーメン店のラーメンではないからなー。煙草の煙が漂う中では美味しいものも不味く感じる。それにTVで手術関係の番組がやっていたのも食欲を減衰させられた。
なんだか残念な2店目だったので禁断の3店目に行こうとも思ってしまったが自制した。つきみ野にはまた来る事に決め、駅に戻った。電車は良いタイミングで来た。長津田経由横浜線で帰路についた。
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