癒湯万葉
みなとみらいに出来た「万葉倶楽部」という名の温泉施設は前から気になっていた。いつか親を連れて行ってやろうと思っていた。それがようやく本日実現。前から都合を合わせて今日行くと決めていたのだが、期せずして現時点で自分が一番楽しみにしていたというのは何の因果だろうか?とにかく疲れを取り除きたい。癒されたい。体を休めたい。
朝10時半過ぎに家を出てバスで日本大通駅前で下車する。そこから親と一緒に象の鼻地区を通る遊歩道を歩き赤レンガ倉庫方面へ。途中やたら人だかりがしていたので行ってみると、見慣れない巨大なマシンらしきものがある。巨大な蜘蛛型のロボットだ。フランスの芸術集団が作ったものらしい。このロボットがもうすぐ動いて街を練り歩くというのだからこれは見ておこう!と30分以上待った。疲れているし早く温泉浸かりたいし、いい加減焦れてきたあたりでようやく始動。巨大蜘蛛ロボットが立ち上がった。巨大怪獣を間近で見ているような大迫力!凄い!こんなイベント自体知らなくてたまたま見れたというサプライズ感も加わり良かった。予定に無かったイベントが入ったので万葉倶楽部に入る前にJICA横浜国際センターで昼飯を食べようという事になった。ここは見晴らしがよく、公共施設で値段も安く、国際色豊かなバリエーション豊かなメニューから食べられるというので穴場的な存在らしい。ところがこんなイベントがあった土曜の昼過ぎなのでほとんどのメニューが売り切れ。でもブラジル豆料理フェジョアーダなるものと鶏の香草蒸しみたいなもの、あとうどんとナンの札が残っていたのでそれを食べた。なかなか美味しかった。今度また来たいな。
さていよいよ万葉倶楽部に入った。受付のある7Fまでエレベーターで移動。カウンターで入浴料を払い貴重品はロッカーに預け早速浴場へ。久々だなーこういう気分。露天風呂など色々あったが、強力な水圧で体をマッサージしてくれるような寝湯は気持ち良かった。心も体もサッパリした後少し休む為リラックスルームで横になる。幸せな気持ちになる。でもしばらくすると疲れが溜まった足が鈍くしびれる感じがする。我慢出来ず、親をおいたままマッサージをする事にした。中国式足裏マッサージ60分コース。足裏マッサージは中国に出張した際に1度だけやってもらった事があり痛かったけど疲れが嘘のように取れて感動した記憶がある。いつか日本でもまた行こうと思っていたのだが行けなかった。やはりこういう温泉施設に行かないと。街中の店に入れるものではない。久々で土踏まずあたりを押された時は飛び上りそうなくらい痛かったが、その痛みを堪えてこそ疲れが取れるのを知っているので我慢した。ピークを過ぎれば後は意識が遠くなるくらい気持ち良い。あっという間の60分。終わった後もしばらくボーッとしてしまうくらいに気持ち良かった。再び浴場へ行き湯に体を沈める。本当に極楽気分だ。でもここで足の疲れから解放されてからは今度は首の付け根の疲れが勝手にクローズアップされてしまった。湯から出てしばらく休んだ後、今度は指圧マッサージ60分を予約。15分くらい待ってマッサージ室へ。首を中心に強い力で全身をマッサージしてもらう。今度はうつ伏せになったので気持ちよさで涎も鼻水も垂れるほどの状態。至福の60分だった。半ば意識朦朧とするほどの快感だ。夕方6時半近くになったので夕食を食べる事にした。親の話によると我が指圧を受けている頃鮪の解体ショーがあったらしく、その刺身を使ったマグロ丼に列が出来ていた。せっかくだから極上のものを注文。その他ポテトや焼きそば、軟骨なんかの小鉢ものも頼んだ。酒も飲んで家族ですっかり温泉気分。マグロ丼は高価だったけど確かに美味かった。最後に屋上の大展望足湯へ。ライトアップされた夜の横浜の港を見下ろしながら足湯に浸かると多幸感を感じた。
帰りはタクシーを使用した。今日ばかりは贅沢三昧な一日だ。万葉倶楽部、大満足。これは病みつきになるようだ。これからは定期的に行く事になるだろう。
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