純連源駅
どんなに疲れていてもラーメンは別。精神的なストレス解放も兼ねているからだ。だからと言って電車を乗り継いでの遠征はしたくない。小雨も降っているし。というわけで途中駅の新横浜で下車し新横浜ラーメン博物館に向かう。札幌味噌の『けやき』が卒業し、その後に『らーめんの駅』という店がちょうど昨日オープンしたのだ。この店の事は知っていた。「ラーメン人物伝」という漫画で読んだ事がある。『すみれ』、『純連』の店主の母であり創業者である中村明子さんが病気で引退したが、病気が治った後「やはりラーメン店をやりたい」と妹さんと店を出す事を決意、「ラーメン人生の終着駅」という思いを込めこの屋号にしたという。なかなか北海道まで行く機会がないと思いながら「行けたらいいなー」とは思っていた。ところが5年前に立ち退きを理由に閉店してしまった。そして今回ラー博で復活したというわけだ。ラー博にとっても久々のビックタイトルだろう。入場券はいつの間にか券売機によるものに変更されていた。入館後真っ直ぐ『けやき』跡地に向かう。金曜日だし大行列を覚悟していたが、意外にも4人程度。券売機で券を購入している間に先客も進んでほとんど待つことなく席へ着く事が出来た。でもここから10分程度待たされる事になった。
らーめんの駅 新横浜ラーメン博物館店
『味噌ラーメン』900円+『味付煮玉子』100円=1000円
店内に入ったところから焼き味噌の香ばしい匂いがしていたが、出てきた味噌ラーメンも当然香ばしく濃厚でコクがある味噌。麺は黄色い中太ちぢれ麺。具は薬味ネギ、もやしと玉ネギの炒めたもの、挽肉、太メンマ、巻きバラチャーシュー1枚。味玉は黄身トロリ。これは満足の味噌だ。ラー博なので値段は置いて考えれば満足の美味しさ。ラー博でこれほど満足したのは初めてかも知れない。久々に完食マークを出した。丼には「駅」「すみれ」「純連」の文字があった。店を出ると外に行列が出来ていた。タイミングが良かったようだ。
せっかくだからあと一店、ミニラーメンでも行けるかな?でもさすがにちょっとひと休み。一階の広場の長いすに座ってボーっとする。それからどの店にするか一巡してみる。どの店も待たずに入れる様子。濃厚味噌の後なのでサッパリしたラーメンがいいなぁ。すると『ふくちゃん』かなーと思っていたが、ふと目に止まったのが『春木屋』の「昔味 限定60杯」のポスターだ。標準の味は皆食べているはずなのでここは限定にするか。しかもラー博なのに600円という値段。問題は限定60杯で残っているかどうかだが、券売機に金を投入するとランプが灯いたのでボタンを押した。店内の客はまばらな感じなので余裕で座れた。
『中華そば 昔味』600円
目の前に出された瞬間に定冠詞が浮かんだくらいのザ・ラーメンといった感じの顔をした一杯。昔味というから薄味でサッパリしたものかなーと思っていたら、結構鶏油がたっぷり入っていて魚介出汁の効いたスープ。麺はモチッとした感じのちぢれ細麺。具は薬味ネギ、半切りにされたもやし数本、細切りメンマ数本、ナルト1枚、小さな海苔1枚、サッパリしたチャーシュー2枚。2杯目にはちょうどいい一杯。美味しかった。
帰宅してすぐ風呂に入り、すぐさまベットへ。泥のように眠り込んだ。
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