千石再訪
昨夜の影響があって当然ながらいつもより遅めの時間に目が覚めた。そうはいっても8時過ぎ。まだ少し頭が痛くて首が鈍く痛い。歳のせいかこのところ疲れが全然抜けないので本当に週末はどこにも行かず骨休みしたいと思っている。しかし「もったいない」の虫が疼きはじめるので今日も都内へ行く事にした。それにしても寒いな。そう言えば木曜の朝なんて雪が降ったんだった。掛け布団もいったんしまったものを出したりした。そんな気候なので味噌の店を狙う事にした。今年の冬はあまり味噌の店は行かなかったし。思い当たる店が千石にあったので今日は文京区に行く事にした。あぁそういえば昨夜酔ったのでスクーターは駐輪場に置きっぱなしだったんだ。歩いて出発。でも途中でバスが来たので駅に近いバス停まで乗った。京浜東北線で一気に田端まで乗り、山手線に乗り換え二駅目の巣鴨に。南口に出て白山通りを南下する。初めて降りたのだが駅周辺は昭和の雰囲気を持っている。しばらく歩くとラーメン店がいくつかある。ここもちょっとした激戦区なんだな。その中に『千石自慢らーめん』という店に入店。台東区や豊島区にも支店がある背脂チャッチャ系の店だが、もちろんここが本店だ。入口脇に券売機。変形L字型カウンター席と一列のカウンター席で計20席。ほぼ満員で2人客が席待ちしていたがひとつの席はいくつか明いていたのでそこに座る。しばらくすると明きだしたので移動した。厨房には男の店員が4人くらいいた。
基本メニューをノーマルで注文。麺のかたさや脂の量が指定できると知ったのはかなり後だった。麺はちぢれ太麺。具は薬味ネギ、もやし、メンマ、チャーシュー1枚。背脂チャッチャ系は完全に下火だが、この店のはレベルが高いと感じた。スープにコクがあり美味しかった。
さらに白山通りを南下し地下鉄三田線千石駅を少し先にいったあたりにあるのが今日本来の目的店『葵賀佐(あがさ)』だ。「文京雨夜」の際初めて千石で降りて雨の中『白山ラーメン』に向かおう途中にこの店を発見した。その時が実はオープン初日だったようでそれから気になっていたのだ。札幌の『麺匠 咲弥』の姉妹店で、店主は『すみれ』の新横浜ラーメン博物館店及び本店で修行したのだそうだ。これはかなり期待出来る。入店すると新店だけに綺麗でお洒落な内装。BGMはジャズ。入口脇に券売機。L字型カウンター7席のみの小さな店。先客5人。ちょうど我で満席。後客は外で待っていたようだ。狭い厨房には中年男が二人。
『札幌味噌らーめん』 850円+『名物味玉』 100円=950円
結構いいお値段だ。ワインを飲ませて育てた豚を使ったワイントンチャーシューなどは1800円もするようだ。表面にラード層があるのは確かに『すみれ』系列のようだ。よく混ぜて啜ったがかなり脂っぽくて濃い味。麺は札幌系によくある黄色い多加水の中太ちぢれ麺。具は一味がかけられた薬味ネギ、タマネギ、もやし、挽肉、メンマ、サイコロチャーシュー、脂身の多いロースチャーシュー1枚にはすりおろし生姜が付けられている。期待通りのハイレベルの味噌ラーメンが食べられて満足だ。でもかなり油っぽいのでお腹に来たなぁ。
千石駅から三田線で神保町に出て買い物をした。
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