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2009年1月 9日 (金)

文京雨夜

今朝は降雪の予報だったが外れて雨となった。でもそれくらい冷え込んだという事だ。金曜は定時退社日。しかも3連休前。これは無茶な遠征を試みるべきだろうという気分になってしまった。そこで選んだのが本駒込に11月7日オープンした『4代目けいすけ』だ。『けいすけ』シリーズは『麺屋武蔵』と並び追いかけているシリーズだ。でもこの4代目はつけめんの店でラーメンは昼のメニューには無く夜のみの提供。我は基本的に休日の夜は出歩かないので、これは会社帰りに行くべきだろうと考えていた。この機会を生かそうと大遠征開始。長津田から半蔵門線直通の田園都市線急行に乗り一気に永田町まで行ってから南北線に乗り換え本駒込へ。1時間15分ばかりの長旅だった。それでも到着したのは19時40分くらい。地下鉄出口から徒歩30秒くらいと近い。雨脚は強かったが傘をささず小走りで店まで行き入店。入口に券売機。内装は黒でまとめられカウンター上だけがステンレスの銀。カウンター席12。厨房には若い男の店員と女の店員が各々2人づつの計4人。先客6人。後客はどんどん入ってきた。我が店を出た時には雨の中5人くらい並んでいた。

つけめん 四代目けいすけ

『四代目らーめん』 850円+『味玉』 100円=950円

ラッパを逆にしたような底の深い丼で登場。蟹と海老のWスープとメニューに書いてあった。こう書くと奇をてらった、蟹や海老を前面に出して従来のラーメンからかけ離れてしまったキワモノの味を想像してしまう。無理矢理町おこしで地ラーメンを作ろうとしてやってしまうよくあるパターンだ。ところがそこはさすが『けいすけ』。基本的には宗田節でとった濃厚な魚介醤油スープで後味に若干甲殻類の甘みを感じるかなとう程度。ラーメンとしてバランスがいい。くどくない。麺はかために茹でられた平内ちぢれ太麺でスープの持ち上げが良い。具は薬味ネギ、焦がしネギ、極太メンマ数本、小さなナルト1枚、海苔2枚。脂身の多いぶ厚い煮豚が1個。そして『けいすけ』らしく糸唐辛子が添えられている。長距離遠征、週末でハイテンション、雨が降る寒さが厳しい見知らぬ街の夜。その他様々な要因を含んでスープ一滴残らず完食。

次の店はどこにしようかちょっと悩んだが、せっかく夜に文京区まで来ているのだから、前から気になっていた夜営業のみの店、『白山ラーメン』に行ってみる事に決めた。しかしその店の営業開始時間は夜9時。まだ1時間近くある。ここかから直接行くと時間をもてあましてしてしまう事が予想出来たので一度駅に戻り飯田橋に出てから総武線に乗り水道橋へ降りた。駅近くのコンビニに立ち寄りCDからお金を下ろした。しばらく街をうろつきつつ神保町に向かって歩きそこから三田線に乗車し最寄り駅の千石へ。この時既に夜9時は廻っていた。耳が千切れそうな寒い雨の夜、あまり人気の無い見知らぬ大通り脇の歩道を歩いていると自分は今何をやっているのだろうかと考えてしまった。6分ほど歩くと遠くに大きな堤燈が赤く光っているのが見えた。あそこだろうと近寄るとやはりそうだ。2階建てのビルのところに白山ラーメンのネオンランプ。しかしこの店は厨房しかない。客席が無いのだ。今夜は雨が降っているのでテント屋根を大きく前へ出して、その下簡易テーブルと椅子が置いてある。屋外で食べるのだ。ほとんど屋台と言っていい。厨房には若い男の店員が2人。口頭で注文する。本来なら番号札を貰いラーメンが出来たら呼ばれるのでそこで札とラーメンを交換する…はずなのだが先客がひとりだけだったので札は貰えなかった。後客もひとり。ラーメンを待つ間も拷問のように寒い。でもこれがラーメンを美味しくする調味料となっているのだ。

白山ラーメン 『ラーメン』 800円

メニューもラーメンと玉子ラーメンの2種類のみとシンプル。プラスチック製丼になみなみとスープが注がれている。典型的な背脂チャッチャ系ラーメン。でもスープはサラッとした感じでギトギト感はあまり感じない。味もまろやかでちょっと物足りない感じ。先客がやっていたように受け渡し場にあった生にんにくを投入すれば良かったと少し後悔。麺はやわらかめのちぢれ細麺。具は径が大きめの薬味ネギ、メンマ、半玉。大きめのチャーシューはやや過剰なほど醤油の味が濃かった。寒い雨の中、安定感のない椅子に座りラーメンを食べていると風情があるのだか侘しいのか判らなくなってしまった。食べ終えたらバケツにスープを捨て丼置き場に丼を戻しおしぼりで手を拭いて退店した。

千石駅に戻り三田線で三田まで行って、長い曲がりくねった地下通路を通ってJR田町駅に出てから横浜へと戻った。帰宅してとにかく冷えた体を温める為風呂に入ってからブログをあっぷしようとPCを立ち上げた。デジカメを接続し画像をダウンロードしようとしたが画像が吸い出せない。デジカメ側からも黒い画面で「データを表示出来ません」の文字。一体何が原因なのか知らないが、これでは寒い雨の夜中に大遠征した意味がほとんど無いではないか。この日はipodのイヤホンのイヤピースも片側が無くなるしついていなかったなー。体は温まったけど気持ちは冷え切り、この日の記事は書く気が起こらず布団に潜り込んで寝てしまった。

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