夜新丸子
辿り着いた金曜日。このところ恒例になっている「金曜日は東横線に乗って」シリーズ。今夜は新丸子編だ。菊名から東横線各駅停車に乗り換えた。乗ってから急行に乗って武蔵小杉で下車し歩いてみても良かったのではと思った頃には急行は既に発車し後の村祭り。ゆっくり座って小説読みながら移動出来るのでヨシとしよう。初めて降り立つ新丸子。ちょっと行けば多摩川で、それを越えればもう田園調布だ。駅前は細い路地の商店街が続いている。武蔵小杉方面へ移動し2分弱で白い堤燈に屋号が書かれた店を発見。最初の店『麺屋まつき』だ。以前は中目黒にあって移転してきたそうだ。赤い暖簾を割り入店。入口脇に一列3席、厨房側に一列7席のカウンター席。厨房にはやや若めの男の店主1人。先客4人後客ゼロ。口頭で注文。
筆頭基本メニューを注文。意外と早く出て来た。スープは魚介豚骨。豚骨醤油に若干魚介を入れた感じ。麺はかなりかために茹でられた中細ストレート。歯ごたえがある。具は玉ネギの刻み、ワカメ、チャーシュー2枚、海苔1枚。玉ネギが入っているのがポイントだが、ワカメで減点といった感じ。でも独特のタレがついたチャーシューは美味かった。店を出ると大きな鳥居があった。京濱伏見稲荷神社とある。でも門が閉じられ入る事は出来なかった。
駅の入口の方へ戻り、腹ごなしの為ちょっと路地裏を廻ってから今日の2店目『ゆうか』へ、緑色の暖簾を割り入店。一列5席のカウンター席が段違いで2列。4人がけのテーブル席が2卓。厨房は奥にあり見えないがその手前に接客係のおばさん、奥に主人がいるようだ。先客2人後客ゼロ。TVがBGV。口頭で注文。
味は醤油・味噌・塩・豚骨の4種。各々肉野菜らーめんが50円増しで出来るが、今日のところは初訪問なので筆頭基本のしょうゆを注文。なかなか綺麗な顔をした一杯。生姜の効いたややしょっぱめの醤油スープ。いかにも手打ちといった感じのピロピロに縮れて手もみされた細麺。具は薬味ネギ、ほうれん草、ちょっと辛味がのったメンマ、チャーシュー2枚、海苔1枚。基本に忠実に丁寧に作られた一杯だった。でもちょっと高い気がする。
駅に戻りドアが閉まりかけの電車に強引に飛び乗った。次の武蔵小杉で特快に乗り換え横浜に出て帰路についた。
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