寒川連麺
昨日一昨日と長距離歩いたので昨夜もブログを書かないままバタンキュー。朝はいつもの時間に起きたがたまらず2度寝。これも休日の特権のひとつだ。それでも朝の内に少しでもブログを書かねばとパソコンに向かう。そうこうしている内に11時になってしまった。急いで家を出る。今日は長後方面に行こうとも考えたが、せっかくの連休、今日もちょっと遠方に行ってみようと寒川に行く事にした。一度横浜に出てから新宿湘南ラインの快速に乗る事が出来たのでそれで茅ヶ崎に出る。そこから相模線に乗り換えだ。2日続けて相模線に乗る事になるとは。3駅目で寒川到着。ここは4、5年くらい前に仕事で降りた事がある。名前の通り寒々とした片田舎といった印象だった。庭付き一戸建ての昔の農家だったと思しき家々が並ぶ住宅街。意外と高級住宅地?ビルなんてひとつもない。そんな中小さな携帯の地図と勘だけを頼りにただ黙々と歩く。昨日と違ってまた空は灰色になっている。風も比較的強い。初めての場所なのでやはり迷ったりして30分くらいでようやく最初の目的の店に辿り着いた。白地に黒い毛筆で『大正麺業』という看板を掲げている。大きな駐車場を完備している。ガラスで中が覘けるので見てみるとかなり混雑している。こりゃ空席待ちかと思ったが中に入ってみるとカウンター席がひとつだけ空いていた。ラッキーという事で着席。入口にこれ見よがしに製麺所を設置している。店内には大村昆のホーローの看板、招き猫などのレトロ演出。このスタイルは『味の味噌一』とかと一緒だ。しかもメニューの中に「焼きメン」という『日の出製麺所』の「ソバ焼き」と良く似たメニューもある。しかもウリが味噌ラーメン。店員のスタイルも何だか似ているようだ。きっと系列の店だと思う。口頭で注文。
クリーミーで濃厚な味噌スープ。甘みを感じる。白味噌に香味野菜を練りこんでいるらしい。麺は良く手もみされた平打ちちぢれ太麺。モチモチした食感がいい。薬味ネギ、もやし、挽肉などが良く炒められその香ばしさが直に伝わる。珍しい味だけど美味しい味噌ラーメンだった。店を出ると長い行列が出来ていた。
せっかく寒川に来たのだからこの辺でもう一店ないか調べたところ、あった事はあったのだが駅を中心に正反対に1kmほど離れたところにある。つまり『大正麺業』から2km以上歩かねばならない。今日もまた歩くのか…。ともかく行ってみる。片側畑の田舎の国道沿いを真っ直ぐ歩く。遠くにオレンジ色の看板を発見。『麺屋だし○』だ。駐車場完備の店。ガラス戸を開け中に入ると入口に券売機。ガランとした店内にL字型カウンター16席程度。厨房には熟年夫婦。先客6人後客6人。店内に原材料の一覧表が掲げてあった。
塩・味噌もあるが普通のらーめんが筆頭で正油味になっていたのでそれを注文。家系というかかなり正油寄りのスープ。油っぽい正油ラーメンというか。『八の字屋』的なスープに加え魚介ダシを感じる。何となく胡麻油のような味になっている。麺はツルツルした食感の平打ち太麺。具はもやしと薬味ネギと海苔2枚。不味いってわけじゃないけど駅から1km以上歩いて行くような店ではなかったな正直。
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