駒沢環七
今の勤務先になって、会社帰りに田園都市線沿線の食べ歩きも可能だと判った時から、「遅くなった場合でも環七周辺にでれば食べ歩きも可能だな。」などと無謀な事を呑気に考えていた。しかし実際は最寄の駒澤大学駅までは遠い上急行が止まらない。おのずと足が遠のき今に至っていた。今日は3連休前、その上7時過ぎにあがる事が出来たので意を決して長津田から田園都市線各駅停車に乗り換えた。途中ひとつ手前の桜新町で急行待ち合わせをくらったので約40分かかって到着。地上に出てから246沿いに環七とは逆の方面へと歩く。最初の目的店『廣功秀』に行く為だ。今日は夕方大雨が降った直後なので空気がもわっとして湿度を帯び不快指数はかなり高い蒸し蒸しの熱帯夜だ。4分ほど歩いてようやく店に到着したが何と臨時休業。店主の体調が悪いのだそうだ。仕方なく真逆の環七方面へ今来た道を戻る。駅を通り過ぎ環七までは結構距離があり、通算8分ほど歩いた。汗でびしょびしょだ。環七にでて左に曲がる。しばらくすると目的の店『屋台屋』へ到着。内装は地味なレトロ調の屋台風といったところ。変形Jの字型カウンター席とテーブル席が3卓くらい。男の店員2人に新人らしき女の店員1人。BGMは落ち着いたジャズ。先客3人後客3人。口頭で注文。
筆頭とりそばを注文。南部地鶏を使っているという丸鶏スープはサラッとしているが油っぽくもある。でも鶏白湯のインスタント的な味わいはなく、美味しい塩味。麺は多加水黄身の半透明なちりちりしたちぢれ細麺。さっぱりした鶏チャーシューにシャキシャキの白髭ネギ。なかなかに見事な一杯。最初から最後まで美味しく食べられた。
さてそのまま今度は環七沿いに歩く。結構歩いて5分ほど。『せたが屋』の手前くらいに次の店『ハップンラーメン順基』が見えてきた。1年半前『せたが屋』食べ歩きの時に発見していた店だ。L字型カウンター席。厨房には店主と東南アジア系女店員1人。ポスターやメニュー冊子が派手でチェーン店っぽい。先客5人後客ゼロ。口頭で注文。
ハップンラーメン 順基 『ハップンラーメン(麺かため)』 680円
屋号を冠した筆頭メニューを注文。今や懐かしさすら感じる東京豚骨背脂系。うっすら正油味がややしょっぱい感じ。麺は白っぽいちぢれ細麺。ぐは白髭ネギ、メンマ、海苔3枚、半味玉。チャーシューは薄くて大きめなのが2枚も付く。ごくごく普通のラーメンだけど、疲れていたせいか若干ショッパイのが心地いい。カウンター上にあった店主の意気込みを読む。子供に働いている背中を見せる為、小さい頃からの夢でもあったラーメン屋になる為、発奮して37歳で脱サラし、修行の上開店したという。何だか共感して応援したくなった。
帰りは面倒だが渋谷まで出なくてはならない。それが面倒だなーと思っていたら、バス停でバスを待つ人達を発見。あっそうか!バスという手があった。『せたが屋』行った帰りも確かバスを使って大森駅まで行ったんだっけ。そう思い、急いでコンビニでヘルシア緑茶を買った後バス停に戻った。10分待って大森駅行きバス到着。大森駅まで25分かけて到着。京浜東北線に乗り帰った。しかし今夜は気持ち悪いくらい暑い!
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