大泉学麺
今日は都内へ遠征。いつものように湘南新宿ラインに乗って、池袋で西部新宿線に乗り換え練馬区へ。急行で石神井公園まで行って各駅停車に乗り換え一駅目、大泉学園で下車。ここにはラーメンガイド本常連の有名店が二つある。『とらのこ』と『十兵衛』だ。まず『とらのこ』の方に向かったのだが、開店時間を見誤ったらしくあと20分以上あり支度中。仕方なく先に『十兵衛』の方に移動。でもこれが簡単に移動と呼ぶにはちょっときつかった。炎天下の中、普通の住宅地の路地を1km以上迷いながら歩いた。駅から離れた小さな商店街の中ほどに『十兵衛』があった。緑色の暖簾を割り入店するとほぼ満席。一列のカウンター6席と4にんがけのテーブル席2卓。カウンター席が二つだけ空いていたので一番端の席に座る。厨房には男の店員2人とおばさん店員2人。口頭で注文。この店出身で独立した店も数件あり、その弟子達の店が紹介された雑誌の切り抜きが壁に飾ってあった。雑色の『よし松』もこの店出身だったらしい。
らーめん つけめん 十兵衛 『十兵衛らーめん(太麺)』 700円
屋号を冠するオススメメニューを太麺で注文。細麺・中太麺・平打ち麺とか色々選べるようだ。出てきた一杯は煮干しの香りが強い魚介醤油ラーメン。太麺を頼んだせいもあるけど、東池袋大勝軒系と同じに見えた。具もナルト、メンマ、チャーシュー1枚、海苔1枚とほぼ同じ構成。味もだいたい同じだった。
今来た道をそのままとんぼ帰りで徒歩約10分、『とらのこ』の前に再び立つ。店外で先客4人待ち。この時期外で立待ちは辛い。待っているときに注文を聞かれる。10分以上待たされてようやく中へ。黒い木の内装。逆L字型カウンター席と2人がけのテーブル席2卓。厨房には黒Tシャツを着た若い男の店員2人。何でもこの店は来月から1ヶ月休業して『2代目とらのこ』とリニューアルする予定らしい。偶然でギリギリセーフ、危なかった。
今時の店だけあってつけめんが筆頭メニューだが、ラーメンはこの魚だしの和風とニンニクらーめんがあるようだ。で、こちらの魚だしの方は隣の石神井公園駅近くの有名店『井の庄』同様、魚粉がふんだんにかけられた、酸味を感じる魚の風味たっぷりの野趣溢れるもの。麺はかために茹でられた中太ちぢれ麺。浅草開花楼の麺とのこと。具はもやしとメンマと薬味ネギ、海苔1枚、脂身の多いバラ肉チャーシュー1枚。醤油の味も濃いけどまろやかに仕上がっている。豚骨だしがいい塩梅で中和しているのだろう。魚粉系はたまに食べたくなるんだけどなかなか広まらないな。コストのせいかな?2代目はどんな風に変貌するのか楽しみだ。
この時期はやはり食べ歩き連食には向かないな。辛い。帰りにモナカアイスを買って齧りながら駅まで歩いた。
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