有楽町谷
『ATAGO』を出た時は6時半前だったがまだ日が沈んでいないので明るい。このような機会は早々訪れないので禁断の月曜連食のスイッチが入ってしまった。気になっていたのは「トーキョーノスタルジックラーメン」で紹介されていたお隣有楽町のガード下にある、1967年創業、土日祝定休の『谷ラーメン』だ。ここは都心にありながら時が止まってしまったかのような昭和の匂いがぷんぷん香る場所だ。店構えも赤提灯に赤暖簾にそれぞれラーメンの文字。ところが店外に券売機が設置されているのは意外だった。これは後で理由が判った。暖簾を割ると店の中も昭和。一列のカウンター席とテーブル席。とにかく暑くて汗まみれだったのでテーブル席に座った。中年の店主ひとりのみ。口頭で注文。座敷の手前にテレビを置いている。先客一人だったがすぐ店を出て行った。我と店主のサシとなったが、途中小さなおかもちを持って店主が出て行ってしまい、店の中は我ひとりになってしまった。あっだから券売機が必要だったのか、と判った。
ザ・東京ラーメン。豚骨鶏ガラに昆布が少々のダシからとった、やや醤油強めのスープ。中太ちぢれ麺。具は薬味ネギにメンマ、ロースチャーシュー1枚、小さな海苔1枚。これを単に美味しいといってしまったら単なる懐古主義に凝り固まった事になる。だからそれは言わない。正直普通すぎる正油ラーメン。それ以下でも以上でもない。麺は太麺でコシがあって良かったけど、この内容で600円はちょっとなぁという感じだ。食べ終えた後店主に「あっマイ箸持参だったのですか?言って下されば…」何かサービスしてくれたらしいが後の祭りだった。
帰りは東京に出てから東海道線で横浜へ。とにかく体中汗でビショビショで更に汗が止まらない。早く帰宅して風呂に入る為家路を急いだ。
コメント