青葉七志
青葉台。この通勤路でも何でもない縁もゆかりもない駅に降り立つのは一体何度目だろうか?しかもこ初めて来たのは昨年9月。わずか10ヶ月の間の話だ。何故水曜日なのにこの駅に来ているかといえば、明日はこの会社に入って初めての有休休暇を取得したからだ。よくここまで我慢したと自分で自分を誉めてあげたい。という訳で調子をこいて食べ歩きなのだ。今日の目的店は『七志』。最寄り駅前にもあるというのに何故こんなところまでと自分でも思わなくもないが、本店巡りシリーズの一環だ。今やいたる所で看板を目にする『七志』だが、1号店はこの青葉台店なのだ。本当は先月に行きたかったのだがリニューアルの為休業していた。その為やむを得ず座間遠征をした次第だ。改札を抜け先月『Mr.Boo』に向かう道を再度5分ほど歩いた。リニューアルというかあまり変わったという印象はない。本店というオーラもあまり感じられない。でも店内は活気があり八割がた席は埋まっている。店員は男ばかり4,5人は居たかな?接客態度はいい。口頭で注文。
『味玉七志らーめん(麺かため)』 850円
筆頭の味玉七志を注文。でもしばらくして3/4にしておけば良かったなぁと後悔した。今日も連食予定だったし。出てきて最初に感じたのがメニューの写真とあまりにも違うなーって事。そんなの当たり前かも知れないけど、やはりそう思った。でもチェーン展開しているといっても、このこってりコクのある豚骨スープは美味しい。そして香ばしい焦がし大蒜油と胡麻。麺は中太ストレートでシコシコした歯ごたえも満足出来る。具は特徴的な茎わかめ、薬味ネギ、牛蒡のようなものも入っていた。三角海苔1枚。チャーシューは写真で見たのと比べてペラペラだったのでゲンナリ。味玉はそこそこ味が染みていた。少なくとも『なんつっ亭』よりは美味しいなと感じた。1/1だったがそれを忘れるくらいスムーズに食べられた。
再び駅に戻り更に反対の改札口に出て国道246号線の手前『麺飯厨房』に入店。ガラス戸が並ぶ横に長い屋台風の店構え。店外のメニューを見る本格的な中華の一品料理もたくさんある。入口に食券機有り。変形コの字型カウンター席とテーブル席が2卓。厨房にはおっさん店員と若い男の店員。客の回転も良く賑わっている感じで常に8割の席は埋まっていた。隣客達が食べている料理が全て美味しそうに見えた。
以前ガイド本に載っていたメニューを注文。おっさん店員が「はい」と片手で手渡そうとする。慌てて両手で丼を持つ。アチッ!アチッ!こんなに大きくて重くて熱いものを気軽に渡すなよと思う。それほどかなりのボリュームがある一杯だった。野菜だけでエビだけ入れてりゃ海鮮を名乗るメニューが多い中本当に海鮮と呼んでいい本物だった。貝殻付きのアサリ、イカ、白身魚の切り身、玉葱、白菜、人参、豆腐、二つに切られた味玉などとにかく具だけでも恐ろしい量がある。更に柔らかめに茹でられた中細ちぢれ麺も大量に入っていた。一口スープをすするとコクがあり美味しい。ただ甘辛い。何て甘辛いんだ!大量の汗が噴出す。これはこの時期、しかも2杯目で食していいものでは無かった。料理としてレベルが高く美味しいのはわかるが、「これは麺だけですら食べきるか判らないな」と思いながら食べていた。そんな気持ちで食べていたら美味しいものも美味しく感じる事が出来ない。何とか麺だけは食べ、具とスープを大量に残し店を出てしまった。
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