港南運悪
雨が一時的に止んでいたので11時前にスクーターで外出。お寺でお参りをした後坂を下ろうとしたら運悪くネズミ捕りに捕まってしまった。一時停止無視で6千円。くだらないものに引っかかってしまった。かなり腹立たしかった。そうこうしている内に雨が降ってきてしまった。合羽を着て鎌倉街道沿いを走る。環状2号にまた新店が出来たというので向かったのだ。雨脚は更に勢いを増す中ようやく辿り着いた。かつて『ラーメン戦国』があったその跡地に出来た『成(なる)』という店だ。ここの店主は神泉の『砦』出身というから期待は高かった。しかし看板に灯りが灯っておらず様子がおかしい。開店時間見間違えたかな?と思い店の前まで来て見ると「麺の入荷が遅れています。12時くらいの開店予定です」との貼り紙が貼ってあった。こんなトラブルがあるのか。コテンパンだなぁ。仕方なく再び合羽を着込んでいると中から女性店員が出てきてお詫びの言葉と共に名刺をくれた。味玉ひとつサービスするとの事。嬉しいなぁ。現金なものでちょっと機嫌が良くなった。
2店目に予定していた『寺田家』本店に向かう。『成』の隣にあった上永谷店には行った事があったが本店はまだだった。本店訪問シリーズの一環だ。でも上永谷店の前を通ったらシャッターが閉まっていて今日から3連休との貼り紙があったので、本店は大丈夫だろうなと不安になった。2店とも振られたら今日はキップ切られてお終いの日になってしまう。そんな焦りを感じながら強い雨に打たれながらスクーターを港南台方面へ走らせた。ようやく辿り着き店を見ると無事暖簾が掛かっていた。ホッと一息ついて合羽を脱ぎ入店。入口に券売機。L字型カウンター席のみ。この雨の中店内はほぼ満席で2つだけ席が空いていた。その後来客はひっきりなしで立待ち客が出るほどだ。厨房には男の店員が4、5人いた。
ラーメン 寺田家 本店 『ラーメン並(麺かため・油多め)』 600円
上永谷店では青ネギトッピングしたので本来の味が判らず終いだった。だから基本のラーメンを注文。このところ『壱六家』系の家系ラーメンが続いていたせいか判らないが、普通の醤油ラーメンに見えてしまったほど醤油寄りの家系ラーメン。ほうれん草が細くて食べやすく、チャーシューも家系としては小さいながらもしっかりしたものが2枚入っていた。家系として思わなかったらそこそこ美味しいラーメンだった。
更に雨脚が強まった中再び上永谷方面に戻った。これで『成』が開店していなかったら今日はおとなしく帰宅しようと決めていた。でも開いていた。しかも賑わっていた。テーブル席が主だがカウンター席もある。カウンター席は空いていたのでそこに座る。店主と女性スタッフ4人ほど。先週開店したばかりなのでまだ不慣れな感じはするけど、それなりに対応は出来ていたと思う。しばらくすると店外待ち客も現れた。口頭で注文。
『豚そば(こなおとし)』 +『味付玉子(サービス)』=650円
先ほど貰った名刺を渡して玉子無料トッピング。『砦』出身という事で博多系だと当然思う。でもあまり豚骨臭はしない。そしてスープを啜ると生ニンニクの風味が強く感じた。麺はもちろん極細ストレート。具は青ネギの小口切り、きくらげの細切り。チャーシュー2枚。卓上から紅生姜。純粋な博多豚骨を期待していたのだが、ちょっとそれからはオリジナルの道に走っているように感じた。麺も粉落としなのだからもっと硬くていいはずだ。開店間もないからブレかも知れないけど。
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