青葉三連
連休明けでたった3日しか出勤していないにも関わらず、肩慣らしと呼ぶにはかなり歯ごたえのある3日だった。来週からは更に多忙な5日間が待っている。とりあえず無事金曜日を迎えられた。恒例の食べ歩きである。今日は青葉台駅周辺の2店に行く事を決めていたのだが、予想より若干早く上がる事が出来た。そこで急遽ちょっと予定を変更。青葉台駅から距離があり早く閉まってしまう九州ラーメンの店『Mr.Boo』に先に行ってしまう事にした。九州ラーメンなので本当なら締めに行きたかったところだったがやむを得ない。途中『七志』青葉台店があった。ここは1号店であり謂わば本店だ。今回はスルーしたがまた来ることもあるやも知れない。しばらく歩くと灯りも少なくなって寂しい郊外の風景になってきた。徒歩10分程度で目的の店を発見。ラーメン店らしからぬログハウス調の造りで入口が2段階になっている。途中に大型バイクが数台並んでいる。ちょっとお洒落な店なのかと思ったら、マンガが並んでいたり、メニューが壁のいたる所に貼られていたり、BGMはラジオの野球中継だったりと全然お洒落ではない。店内には豚骨臭が充満していた。厨房にはおっさん店主と顔の細いお婆さん。前後客ゼロ。お婆さんは野球中継に夢中だ。
『九州ラーメン(麺かため)』 600円+『チーズ』 50円=650円
筆頭メニューを注文。その後壁に貼ってあるメニューには書いていないトッピングのチーズがある事が目の前の柱に貼ってある紙で判明。慌てて追加注文した。ラーメンは擂鉢に入れられ登場。一緒にお婆さんが紅生姜と辛し高菜を持ってきてくれた。高菜は辛いので最初殻入れないよう注意もされた。豚骨濃度は思ったよりあっさりした感じだが、やはりチーズ投入は正解。チーズがとろけてコクを出してくれている。麺は細麺ストレート。具は細切りきくらげに九条ネギ、チャーシュー1枚、海苔1枚。やはり豚骨ラーメンにはチーズが良く合う。後客も来ないのでかなり寂しい感じだったので早々に店を出た。
再び駅方面へ戻り、途中線路の下を潜る路を抜けてしばらく歩くと本来今日の最初の店と計画していた店『しかた』へ入店。小さな料亭風で全然ラーメン店には見えない。中に入ってもテーブル席が目立つ照明暗めのちょっと高級そうな純和風な内装で若干緊張したほど。先客がいなかった事もそれに拍車をかけた。平日は夜のみ営業というのも頷ける。我は小さな3席のみの窓際のカウンター席に座った。厨房も奥にあり見えない。店主は以前京都で髪結いをしていたという変わった経歴の持ち主。それでこの雰囲気か。接客係の若い女の店員がおしぼりを持ってメニューを聞きにきた。メニューは卓上に小冊子になっていた。口頭で注文。後客4人。
メニューはかなり迷った。鯛だしかネギだし(醤油のみ煮干しも有)を選べるユニークなシステムになっていて、珍しいからネギだしを注文する事をまず決めた。筆頭は醤油だったがネギには塩が合うと思って塩選択。壁に貼ってある「ゆばみそ」にも惹かれたな。出てきたラーメンも純和風なつくり。スープはかなり油っぽいが魚介ダシが効いているタイプの塩ラーメン。麺はシコシコして美味しい中細ストレート。具はメンマ、水菜、人参、薬味ネギ、海苔1枚。半玉は黄身は普通。炙りチャーシューは意外と柔らかかった。ネギといっても存在は希薄で若干焦がしネギが浮いていたくらい。あまり個性は感じられなかったのが残念。でもレベルの高い店だという事は判った。他にも魅力的なメニューだらけなので再訪の可能性大。
更に駅の方へ歩き平日禁断の3軒目に突入。屋号は『竹馬(たけうま)』という店。店構えは木造りで内装は普通。入口に食券機。手前がテーブル席で奥がカウンター席。店主がひとりで接客も兼ねていた。我はテーブル席に座る。先客おっさん一人、後客女性がひとりづつ二人。
筆頭の塩を注文。塩続きだ。こちらは魚介系というより純粋な塩ラーメンといった感じ。麺は中細ちぢれ麺。具の岩海苔が支配的。そこに白胡麻が入っているので何だかお茶漬けのような味わいだったな。後は水菜に薬味ネギ。チャーシューは脂身が多く薄いものが2枚。三杯目だったがお茶漬け感覚でサラッと食べられた。飲んだ後の一杯かな。
帰宅は11時半近くになってしまった。
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