美丘雨歩
昨日に引き続き青葉区の食べ歩き。今日の狙いはたまプラーザ周辺の店。桜木町から市営地下鉄で行こうと思ったが、桜木町駅の向かいのホームに横浜線の急行が発車準備していたので長津田経由で田園都市線に乗り換え到着した。改札を抜け外に出ると雨が降っている。今日の店は駅からかなり外れたところにあるので駅からバスに乗る事にした。ところが毎度の事ながらどのバスが店の付近に向かうのか明確に判らない上本数も少ない。とにかく出発しそうなバスに乗ってしまう。狙いの停留所には止まらないものの途中で降りて歩いたら何とかなりそうとかなり自分の良いように解釈してしまったのだ。そして駅から4つめくらいの停留所で降りる。案の定方向が判らないで反対方向に停留所1つ分以上歩いてしまう。遠征にはよくある失敗だ。ふたたび元降りた場所に戻って反対方向に歩く。雨の中郊外の街を歩くというのは楽しいものではないのだけれど、遠征してるな、休日だなという実感が味わえていい。とにかくようやく最初の店『VersionW』という変わった屋号の店。でも創業昭和26年と書いてある。よくみると屋号の前に「本家華酔来」とある。ググッてみると今は閉店している梶ヶ谷の中華料理店が出てきた。関連性はわからない。入口はガラス戸。中に入るとL字型カウンター席で先客ゼロ。外にいた白髪の老店主が慌てて中に入ってきた。紙に印刷されたメニューを見て口頭で注文。しばらくするともう1人老人が現れた。先ほどの店主よりも更に高齢のおじいさん。水を出してくれた。冷水器が店の隅にあり存在が判らなかった。しばらくすると後客が立て続けに5人来店。ちょっとほっとした。
本家華酔来 Version W 『和風醤油ラーメン』 930円
見た目が天婦羅そばそのものといった感じ。でも似て非なるものでちゃんとラーメンだった。澄んだ色のさっぱりした醤油スープにプリプリした中太平打ち麺。具はメンマ、薬味ネギ、水菜、海苔1枚、柔らかいチャーシュー1枚、エビ天1個とピーマンの肉詰めの天婦羅2個。天婦羅は独特の風味があり美味しかった。スープも紫蘇の風味と酸味を感じた。色々工夫されてるなぁという感じで好感がもてた。
店を出て更に道なりに歩き次の信号を超えて道路の反対側に次の目的店『塩屋ゆうじろう』へ入店。釧路に本店があるとの事。木を活かした造りで空間に余裕を持たせた感じ。テーブル席と逆L字カウンター席。先客ゼロ後客二人。厨房には中年夫婦。口頭で注文。
考えてみれば釧路ラーメンというのは初めてかも知れない。迷わず看板メニューを注文。大きめの鮭の切り身を炙ったものがどーんと塩ラーメンにのった一杯。スープはスタンダードな塩スープ。麺は多加水気味のちぢれ細麺。具は薬味ネギ意、メンマ、彩りのあるかまぼこ、海苔1枚。鮭がのっている他は至って普通の塩ラーメンなのだが、ポイントはミニおにぎり付いている事。これにラーメンのスープをかけてお茶漬けにしてサラサラと食後に食べられる事。このアイデアは嬉しかった。
再び降りたバス停まで延々歩いて戻った。すると幸運な事に2,3分くらいでバスが到着。短時間でたまプラーザ駅まで戻る事が出来た。駅に戻ると雨脚は強まっていた。帰りは市営地下鉄で関内まで乗って帰った…という事で終わらなかった。昨夜に引き続いて三連食決行。駅から2分ちょっと歩いた路地裏に蔵のような店構えの函館ラーメン店『汐のや』に入店。ムジャキフーズグループの店。入口に券売機。J字型カウンターに先客7人後客ゼロ。厨房には店員が3人くらいいた。
筆頭の塩注文。底がやや浅い丼で登場。その為麺がスープ表面から出ていてスープが少なく見える。透明で綺麗なスープは昆布系の甘みを感じる。麺はかための茹で加減の多加水中細ストレート麺。具はメンマ、なると、ほうれん草、薬味ネギ、海苔1枚。炙りチャーシューは香ばしくて美味しかった。青葉区では何故か塩ラーメンが続くなぁ。
駅に戻り今度こそ市営地下鉄で関内まで戻った。お気に入りの軽量折りたたみ傘の骨が折れてしまいショック。
コメント