魚郎豚八
去年夏に『麺バカ息子』『麺丸』など話題になるレベルの新店が出現し、ラーメン過疎地域から一気に脱却する気運が見られた鶴見駅周辺部。その流れを象徴するような店が今月オープンした。環七の名店『せたが屋』の支店だ。京急川崎駅の真下にある。『品達』の繋がりなのかもしれない。開店10分過ぎくらいに店に到着すると店外に5人の待ち。入店まで15分かかった。入口にある券売機で券を購入した。中でも数人待っていたようだが、ちょうど席を立つ先客が続いた為ほとんど待たずに席に座れた。立地的に仕方がないが天井の低い店内。L字型カウンターの中の厨房には店員が接客の女子含めて6人くらいいた。外待ち行列が無くなる事はなかった。
せたが屋 京急鶴見店 『魚郎らーめん(にんにく入)』 850円
行こうと思えば平日でも来れたが日曜にわざわざ並んで来たのは1日限定50食のこのラーメンを狙った為だ。基本のラーメンは既に本店で食べたのでこのメニューが食べたかった。名前が表すとおり、せたがや風二郎だ。麺は平打ち太麺が250g。もやしとキャベツの茹で野菜が山になり、スープ表面は大量の背脂でスープの色が見えない。脂身の少ないチャーシューが四方に4枚。これにニンニクだからまるっきり二郎。たださすがにスープはせたが屋のものだからちゃんと魚介ダシが効いている。このスープのせいかあっさりした印象。欲を言えばもうちょっと具とかでせたが屋らしい魚っぽさを出して欲しかったところ。
二郎系の後なのでしばらくは駅前のブックオフで時間調整。それからまた京急鶴見駅方面へ戻る。この前『赤レンガ』に行った時に見つけた新店『豚八』へと向かう。新店らしく明るい店内だがちょっと荷物が雑に置かれている。入口に食券機。L字型カウンターのみ。厨房には店主一人のみ。先客4人後客3人。水はセルフ。
看板には「究極の黒豚とんこつスープ」と書かれていたが実際は豚骨だしであってほとんど醤油スープと変わらない。もやしの臭いがぷーんとして最初抵抗があった。でも食べ進める内に気にならなくなった。スープ自体は『八の字屋』のようなあっさりした感じだけど良いダシを感じる。薬味ネギと具は薄いチャーシューと海苔3枚。近所にあれば選択肢になり得るかな。
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