両国散策
都内の宿題店は何故か日祝休みの店が多く残ってしまった。最近ハードル高めの店を鼻息も荒い感じで突撃していたが、とりあえずは宿題店をコツコツとクリアしていく事にしよう。そういう理由で今日の舞台は両国。秋葉原からも近いのでいつでも行けると思ってたらどんどん先延ばしになってしまった。ここ両国ではガイド本にはいつも載る有名な二つの店『まる玉』と『ら・めん風(ふう)』がある。まずは駅から歩いて6分ほどのところにある『まる玉』へ。本店は川口にあるようだ。店の前には6人ほど行列が出来ていたが、内4人が中学生のグループで後回しにされた。よってほとんど待たずそのまま通された。ラッキーだ。木で出来た店構えで中は簾がかかった屋台風。L字型のカウンターにテーブル席がひとつ。厨房には店主と若い男の店員。接客のおばさん店員。接客はいい感じ。口頭で注文。
ここは鶏白湯で有名なお店。鶏白湯自体に苦手意識が芽生えてきた我なのでちょっと警戒していた。でもここのは美味しかった。ちゃんと鶏と判る甘みがある。麺はかためのちぢれ細麺でスープとよく合っている。具はあおさと青ネギの小口切り。巻きバラチャーシューは味が濃くて脂身もあり柔らかく絶品。とてもバランスのいい一杯。鶏白湯スープが美味しくついつい飲み干してしまった。店を出ると店外には行列が出来ていた。
駅の反対側に出て浅草方面にむかって歩く。途中横綱町公園というちょっと大きめの公園の中を歩く。晩秋の青空をバックに銀杏並木が映える。いい気分で更に路地裏の方へ歩を進める。『ら・めん風』を目指して。この辺りは古い下町の家が残っていて昔ながらの小さな問屋もあるようだ。ちょっと迷ったけど店を見つけた。早速暖簾を割る。全体的に清潔感のある白い店内。L字型のカウンター14席で奥に伸びている。厨房には夫婦と思しき店主とおばさん店員。席は8割がた埋まっていて、後客も来て常に席は8割程度埋まっていた。こちらも秋葉原にあった『玄』の前身、『めんめん』で修行した店主との事。口頭で注文。
『らぁめん』 630円+『ねぎ』 100円=730円
正統派の東京ラーメン。醤油の味がいい感じで後から昆布や鰹節などの魚介ダシの味わいがじんわり。麺はちぢれ細麺。具は小松菜とメンマ、海苔1枚。チャーシューは小ぶりながら美味しい。王道という感じで面白みには正直欠ける感じだが丁寧な仕事をしているのが味に出ている。美味しかった。
帰りは旧安田庭園というところに入って美しい紅葉を楽しんで癒された。最近草花に癒しを感じるようになったのは年をとってきてしまったという事だろうか?
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