土曜神田
非常に疲れが溜まっていたが毎日の習慣で朝早く目が覚めた。今日の狙いは『めん徳二代目つじ田』神田御茶ノ水店。今流行りのつけめんが有名な魚介豚骨系の店。本店は麹町の方にあるようだがメディアで紹介されるのは何故かいつもこちらの店の方。二代目というと初代はどこなの?とググッてみたら昔高円寺にあったが今は閉店してしまったらしい。元々は旭川ラーメンの系統だったようだ。開店時間直後ぐらい到着するように10時前に出発した。東京で丸の内線に乗り換え淡路町で下車。いつものように地上に出ると方向が判らずちょっと迷ってようやく店を見つけた。すでに行列が出来ている。乳児を含んだ4人家族と一人客の5人が外待ち。まず店外に設置された券売機で券を買い、時々店員が券を取りに来るので渡した。10分ちかく待ったが外にポットが三つあり暖かいほうじ茶がセルフで飲め、待ちベンチにはストーブが設置されているので苦ではなかった。店構えは内外装も和で統一されBGMも三味線で『麺屋武蔵』に似た雰囲気。L字カウンター内の厨房には数人の赤いオリジナルTシャツの店員達がいる。
めん徳二代目つじ田 神田御茶ノ水店 『2代目らーめん』 900円
2代目というのは『青葉』系で言うところの特製の意。いわゆる全部のせ。先客を抜いて着席してすぐ出てきた。他の客はつけめん注文したからだ。差別化が難しい豚骨魚介系だがさすがは有名店、ほど良い味付けになっている。麺はもちもちした中太ちぢれ麺。具はチャーシュー、味玉、メンマ、海苔1枚、薬味ネギ。後半卓上の黒七味をかけてみると山椒っぽい味が加わった。久々の豚骨魚介系を食べたせいか美味しく感じた。
店を出て神田駅方面へ歩き、すぐ近くにある次の店昭和20年創業の老舗店『栄屋ミルクホール』へ向かう。屋号からしてレトロ感漂う。その屋号が示すとおり最初は喫茶店のようだったが夜鳴きそばを出すようになってからラーメン店に鞍替えしたようだ。当初予定には入れていなかった店だが日祝休みで土曜も第1と第3以外は休みだという難関店。今日はたまたま第3週だったので行ってみる事にしたのだ。当初携帯サイトの地図がでたらめでちょっと迷ったけど、ようやく時代の流れをただ一店堰き止めているかのような懐かしい店構えの店をようやく発見。白い暖簾を割り古い引き戸を開けるとテーブル席のみで昭和50年代の町の食堂といった感じ。老夫婦で切り盛りしている。天井隅に置かれたテレビがBGV。先客5人後客4人と常にいい感じで席は埋まっている。口頭で筆頭のラーメンを注文するとおばちゃんが「そばでーす」と厨房のおじちゃんに伝えていた。
鶏ガラ正油スープとやわらかめのちぢれ細麺で構成された老舗系東京ラーメン。 具も小松菜、メンマ、チャーシュー、薬味ネギとシンプル。でもスープはじんわりダシが効いていい感じ。間をあまり空けずの連食だったのにスルッと食べられた。老舗系にしてはあっさりしつつも味がやや濃かったのが良かった。
それから神田駅に行って秋葉原で買い物をして間隔を開ける。その後万世橋を渡り今度は徒歩で神田駅方面に戻る。この辺りを歩くのも初めてだ。本日3軒目の店は旭川ラーメン系の『山形家』だ。『山頭火』出身らしい。食べ歩き開始当初ご当地ラーメン巡りを精力的に行っていた頃行くべき店として候補に挙がっていたが、結局場所が中途半端なのと日祝休みという事が重なりずっと保留になっていた店だ。京浜東北線の高架下をしばらく迷った後ようやく店を発見。今日は3軒とも迷った。高架下にあり店構えは「富士そば」のようだ。小さなL字カウンター席にテーブル席複数。こちらも夫婦で切り盛りしているよう。先客2人後客4人。口頭で注文。
旭川系なので醤油にしようか、評判の限定の塩にしようか迷ったものの、今日のラーメンの味のバランスを考えると味噌だろうという事で味噌を注文。スープは味噌の味が強いので味噌を食べたい時は満足出来る味。しかしながら麺が残念。柔らかいちぢれ細麺で弱すぎる。これが多加水かための西山ラーメンの麺であれば評価は跳ね上がったろうに。野菜炒めは入らずメンマ、ナルト、チャーシュー、薬味ネギ。何となく関内の『さっぽろ亭』を思い出した。
帰りは神田駅まで歩いて山手線で東京に行ってから京浜東北線に乗り換え帰った。
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