藤丘再訪
辿り着いた金曜日、先々週に続いて小雨の降る夜に藤が丘に再び赴いた。早くもリベンジ、この前わずかの差で閉店し入店叶わなかった『田舎や』へ。今度は商い中の札があった。屋号のとおり田舎の民家のような木を活かした造りになっていて、店内も意外に広く掘り炬燵のようなテーブル席がいくつかある。子供を連れた主婦同士が何組か先客でいた。厨房には店主が一人で忙しそう。口頭で注文。
お得と丸印がされていた屋号を冠した田舎やらーめんを注文した。正油味か塩味かが選択出来る。ストレート細麺の支那そば系ラーメン。スープ表面に透明な鶏油の油層が出来ていて魚粉が若干浮いている。鰹節風味のダシが効いている。具はチャーシュー2枚、小松菜、メンマ、黄身しっとりの半分に切られた味玉、長方形に切られた海苔が5枚。丁寧に作られた一杯で美味しかった。しかし値段が高め過ぎる。これで950円ってのはないな。
そこからこの前行った『大文字』の前を通り過ぎ更に進む。もえぎ野公園という池のある場所の脇を通るのだが、雨の中人気のない真っ暗な池のある風景というのはあまり気持ちのいい空間ではないな。しばらくすると白い看板が目印の店に辿り着く。ここは『なんでんかんでん』から独立した店主が下井草に本店を構える『御天』の支店があったところだ。最近そこから独立したのか屋号が変わっている。店外の時点で強烈な豚骨臭が漂ってきた。店内は客で賑わっている。店員が3人くらい。客席はカウンター席もあるがテーブル席が目立つ。床がぬるぬると滑りやすい。口頭で注文。
博多・長浜ラーメン もえぎの 『きくらげラーメン(バリカタ)』 750円
スープの色が白ではなく肌色。これは本当に豚骨濃度が高い証拠。この臭いといいこの豚骨濃度といい、『田中商店』や『くわんくわん』等と同レベルの本格的博多ラーメンだ。極細麺にチャーシュー、きくらげ、青ネギの小口切り、海苔1枚。卓上から紅しょうがと白胡麻。具や麺は普通だったがスープに圧倒され満足。とりあえず藤が丘、完了!
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