板橋夜行
今日は板橋区まで初遠征。しかも夜。今日行く店は2店とも夜のみの営業だったのでなかなか行くタイミングが無かったが今夜決行する事にした。有楽町でJRを降り歩いて日比谷まで移動。三田線に乗り板橋本町で下車。もちろんこんな町は初めて降りるので案の定迷い正反対の方向へ行ってしまった。地下鉄は駅で地図を確認しておいても地上に出ると方向が判らなくなる。気がついて急いで駅に戻り反対方向へ小走りに歩く。最初の目的の店『まぐろラーメン』は開店時間だというのにシャッターは閉まったまま。まさか休み?それでは今日はコテンパンではないか!仕方なく予定を変えてもうひとつの目的の店を先に済ませてしまおう。環七を横断ししばらく歩くと大黒様の顔が描かれた白い色の開放的な感じの店構えの店『平太周』が見えた。今は閉店した『土佐っ子ラーメン』という背脂チャッチャ系ラーメン店の系統らしいが、この店から更に大崎広小路の『味庵』や池袋の『一秀』などが生まれている。内装&システムは家系のようでL字のカウンターには熟年夫婦。入口にプラ板券売機が設置。先客1人後客6人。

再び『まぐろラーメン』の所に戻るとちょうど開店したところだ。口開け客となってしまった。厚いビニールがすだれのようになっている入口をくぐるとまずレジで食券を買うシステム。前払いっていうのは客を信用していないって事だから印象悪い。それだけではなくカウンター席に奥から順に詰めろという座席を指定してくる。これがどれだけ店の印象を悪くするかわかっていないのだろう。店内はホーローの看板があったりレトロ感をだそうとしているが、矢沢永吉のグッズやらがあるので統一感がない。芸能人の写真がこれみよがしに壁に飾られ、特に美川憲一と神田うのを特にプッシュしているようだ。BGMもサザンだし、何から何まで我とは正反対の趣味の世界。しかし我はラーメンを食べに来たのでラーメンで評価を決めよう。
とりあえず筆頭の醤油で。せっかくの口開け客なので限定30食というホホ肉300円をプラスしようとしたら平日のみとの事。なんじゃそりゃ?基本的に普通の醤油スープっぽいが若干酸味を感じる。これがマグロなのか?背脂のミンチが浮くのが尾道ラーメンっぽいが煮干のような風味は感じない。麺が白く細くちぢれていて柔らかい。インスタントラーメンのような印象。白髭ネギとカイワレ、妙に変形された半玉。大きめのチャーシュー。まぐろをウリにするラーメンは珍しいので期待が大きかった分あまり特徴は感じられない一杯だった。
コメント