北鎌吉備
台風一過のせいか夏日がぶり返してきた。一昨日は良く眠れなかった分今日はぐっすり寝れたが、あまりの暑さで何もする気が起きず二度寝して昼まで寝てしまった。この暑さで遠出したくはなかったが秋葉原でヘッドフォンを購入する予定があったのでその周辺の店に行く事にした。思いついたのがこの神保町に行った際に『けっぱれ』の跡地に入った店。さっそく向かってみると「本日18:00から」の貼り紙。何たることか!予定が狂ってしまった!しかしこの辺周辺は店はたくさんあると思い直す。以前近所の弘明寺近辺にあり、食べ歩きを始める直前に移転してしまった渡なべ系の『北かま』がつけめん専門店となってこの近辺で開店している事を思い出しガイドブックを頼りに探すとようやく見つけた。最近まで休業していたが午後2時から6時までという変則的に短い営業時間で再開したようだ。この時間帯じゃなかったらこの店で食べられなかったのだから先ほどフラれたのが逆に吉と出たようだ。店外に券売機あり。かなり入口が小さく細長い店内。厨房は奥にあり見えない。カウンター席のみで先客5名後客4名で満席になった。
『醤油湯麺』 680円+『味付玉子』 100円=780円
つけめん専門という事でつけめんの食券を買おうかと思ったが、よく見ると魚介ラーメンの『醤油湯麺』というメニューがあったのでそちらにした。このメニューも午後2時半からのメニューなのでこの時間帯で入店したのは大正解だったのだ。つけめん専門店らしい魚介スープで最初からスープ割りしてある一杯。麺は黄色い多加水中太ちぢれ麺。具は穂先メンマが二つ。青ネギの小口切り、小さな海苔1枚。小さめだがトロトロ具合が凄いチャーシューが3枚入り。オプションの味玉もトロトロに柔らかく甘い味付け。スープは正直最近流行りのよくあるタイプで他の店に比べたら若干パンチ力が弱かったのだが、具がどれも素晴らしかった。幻の名店、ようやく捕まえる事が出来た。
しばらく本屋を数件巡った後小川町まで足を伸ばす。目指すは『きび』本店。品達に出店していたので知ってはいたが、集合体の店舗では量が少なく値段は高く味も一枚落ちるという事はわかっているので、どうせなら本店に行った方がいいと考えるのは当然だ。かなり凝った和風の店構え。昔の日本の茶屋のような感じ。先客は3名…と思ったら一人は店員でまかないを食べていたようだ。後客二人。口頭で注文。
筆頭の支那そばを注文。水と一緒にお猪口に梅干が2個入ったのが出て来た。しばらくしてラーメン登場。基本に忠実な典型的中華そばといった感じの一杯。醤油の味のしょっぱさは感じられず、むしろ甘さを感じる上品なスープ。麺はちぢれ細麺。具はほうれん草、メンマ、海苔1枚。チャーシューは柔らかいのが2枚。あまりに正統派過ぎてインパクトは無いがラーメンを食べた満足感は得られた。近くにあれば通いたくなるのかもの知れない。
その後徒歩で秋葉原まで歩いた。メタボ対策。食べ歩きは意外とかなりの距離を歩くものだ。途中湯島聖堂を抜けたのだが修復中だった。庭木も刈り取られあの鬱葱とした都会の意空間っぷりがかなり減少してしまった。残念。
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