川崎中原
昨日は奇跡のように過ごしやすかったが今日は再び太陽が照りつける真夏日に戻ってしまった。遠出する気もなかったので川崎周辺に行こうかと思っていた。元住吉周辺に『はっち』と言うそこそこ有名な店があるというので、駅から6分くらい炎天下の中歩いたにも関わらず長期休店中だった。元住吉でもいくつかラーメン店は見つけたが、他に狙いをつけていた店があったのでそのまま駅に戻った。武蔵小杉に出て南武線に乗り換えて武蔵新城で下車。駅から4分ほど歩いたところにある『湯や軒(ゆうやけん)』へ向かう。銭湯を模した凝ったレトロ調の店内。カウンターに水とお湯の蛇口が突き出ていたり、便所周辺が脱衣所っぽかったり、体重計に扇風機が乗っていた。なんだか雰囲気はいい。銭湯とラーメン屋というのは共通項がいくつもあるかもしれない。日曜の昼ということもあり客入りはひっきりなし。一応座れた。口頭で注文。
普通の醤油から三豚、八豚と豚骨のコッテリ度が増えていくシステム。若い人は八豚、お年寄りは醤油と客を選ばないのも銭湯と一緒。麺は細麺と平打ち麺が選べた。ぱっと見和歌山系かなと思ったが魚介醤油スープで、八豚といっても醤油がまだ強め。麺はコシがあるストレート麺。平たい大きめメンマとナルトと青ネギの小口切り。海苔1枚。炙りチャーシューは脂が少なく小さいもの。サービスに半ライスも付き接客もよく雰囲気のいい店だが、惜しむらくはもうちょっとラーメンに個性というか習慣性が欲しいところ。
再び武蔵小杉に戻って駅を北口方面に降りてロータリーの脇にある『なんちゃっ亭』に入る。『なんつっ亭』とは無関係の博多ラーメン専門店だ。駅前そば屋のような感じの狭い店で厨房にはおばちゃんばかり。豚骨臭はしない。入口に食券機あり。何たる事か席が全部埋まっている。しばらく店内で立待ちした。
博多ラーメン専門店 なんちゃっ亭 『スタミナラーメン』 500円
基本のラーメン注文。こちらもサービスで半ライス付。確かに豚骨ダシは効いているもの醤油が強く感じるスープ。麺はやわらかめの黄色っぽい細麺で博多系らしくない。きざみネギと白胡麻と海苔1枚。チャーシューは甘く味付けられた柔らかいもの。値段相応のラーメンだった。
帰りは川崎に出てから京浜東北線に乗った。暑さのせいかボケて一駅乗り過ごしてしまった。
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