鞆浦倉敷
朝6時前に起床し屋上の露天風呂に向かった。通常は予約制だが朝6時から一般解放されるからだ。もうそこからの眺望は見事の一言。青空の下仙酔島弁天島等の島々が連なり、そこからの潮風があたり心地良い。朝から最高の気分になれた。
おかゆバイキングの朝食を済ませた後早速町へ繰り出す。昨夜のタイムスリップしたような町並みに期待が高まる。実際歩いてみると尾道以上の感動に見舞われた。道路が石畳になって整備されている以外は観光地っぽくなく、人々がこの町並みの中で普通に生活しているのがわかる。軒先に水をまく老人。通学に向かう中学生。その様が昔のドラマに出てくるような懐かしい光景なのだ。すっかりこの町並みに魅了されてあっという間に2時間が過ぎてしまった。この光景をいつまでも見ていたかった。 しかしこの情緒いっぱいの鞆の浦の港のど真ん中に高速道路を通そうという愚かとしか言えない計画が進んでいると聞く。もうすぐこの景色も様変わりしてしまうのだろうか?再び後ろ髪を引かれる思いで宿の戻る。朝の強い日差しの中夢中で歩いたものだから汗だくになっていたので、再度露天風呂に入りに行った。今度は他に客がいないので完全に独り占め状態。何度入っても最高の眺望と気持ちよさだ。完全リフレッシュしてギリギリの10時前にチェックアウト。
バスで福山に戻った後山陽本線に乗り倉敷で下車。漁村の次は城下町というわけだ。ここは尾道などと違い平地なのでレンタルサイクルで周る事にしていた。コインロッカーに荷物を預けいざ出発。早速お昼時という事でラーメン屋に寄ってから美観地区と呼ばれるところに向かう。時代劇に出てくるような川のほとりに柳が風になびく光景。その向こうには白壁が連なる。確かにタイムスリップしたような感じも味わえたが観光地化されすぎだ。白塗りの町並の中はほとんどがみやげ物屋でげんなりする。鞆の浦を見てしまった後だとどうしても見劣りしてしまう。何とか美術館とかは別にどうでもいいのだ。
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