人形大勝
『大勝軒』には4つの系統がある事を以前書いた。ひとつはつけめん(もりそば)で有名な東池袋系大勝軒。その元の系列にあたる丸長系大勝軒。そしてそれとは全く別の香味油がかかった永福町系大勝軒。そして一番マイナーながら最も古い歴史を持つ中華料理の人形町系大勝軒。この最後の一角に行ってみようと人形町で下車。歩いて3分程度。本当に小さな食堂みたいな店構え。先客は常連らしい夫婦のみ。厨房は奥で見えなかったがおばちゃんが接客係。口頭で注文。
今まで昔ながらの…という表現を多用してきたが、これこそが昔ながらの東京ラーメンといった感じのもの。味が薄いあっさり醤油ラーメン。麺が茹でソーメンのように柔らかい細平打ち麺。そこに赤い縁の肉厚シャーシューと大きめのメンマ、さやえんどう、きざみネギがのる。はっきり言って不味かった。今の時代からは完全にかけ離れたもの。ノスタルジイを感じたい時のみに食べるものだろう。肉厚のチャーシューだけは美味しかったけど。
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