品川港南
今の会社に通勤するのも今週のみとなった。ほぼ引き継ぎのまとめも終わりする事も特に無いので定時で退社。スクーターはもうないのでバスで大森駅に到着。せっかく早い時間に上がれたのがもったいなくて品川まで行ってしまった。品川は乗り換えは良くしたが降りることは稀だ。品達方面とは逆側の港南口を目指す。新幹線が停車するようになって品川港南口は見違えるように変貌した。昔は電車の車庫と倉庫くらいで暗く長い地下道があるだけだったが、今は前面ガラス張りの近未来を思わせる曲線で構築されたピカピカのビルがいくつも建っている。しかしその駅前の細い路地には奇跡的に昔ながらの飲み屋がある。意図的に残したかと思う路地裏だ。その中にカウンター席が一列に10席ばかりの老舗中華料理屋『天華』がある。厨房には人の良さそうな老夫婦。この店は本格的に四川料理を出すとの事。我は有名店の限定メニューにはほとんど興味がなく、老舗の店が昔から出している個性が際立つ風変わりな一杯に凄く興味を覚える。そこでこの店は名物の『コショーそば』というのがあるというのでわざわざ食べに来たという事だ。メニューは紙にマジックで書かれている。先客一人後客一人。口頭で注文。
もやしや白菜が主体の野菜あんかけの塩タンメンに胡椒が豪快にかかっている。我麺はちぢれの強い細麺。最初は胡椒の味が前面にきていたが意外と悪くない。胡椒の味をこうやって真正面から味わうと面白い。
さて本来ならこのまま帰宅なのだが、時間も早かったのでもう1店行く事にした。品川駅と接続しているアレア品川というガラス張りのピカピカのビルの1Fの飲食店街にある和風の内外装の『無尽蔵しながわ家』。喜多方ラーメン蔵と同系列のチェーン店。かんすいの代わりにポリフェノールを含んだ渋柿を練りこんだ麺が最大のウリ。立地的に客入りは良い。テーブル席のみで口頭で注文。
『鶏がら醤油らーめん(太麺・普通)』 661円
他にも豚骨醤油や味噌などがあったが筆頭メニューにしておいた。背脂系魚介ダシ醤油ラーメン。太麺or細麺、背脂の量が選べる。スープは半透明の黄色い太麺はモチモチしてコシがある。具は脂身の多いチャーシュー2枚、半玉、青ネギの小口切り、メンマ、海苔2枚。越後という事は蒲田『潤』のチェーン店版という事なのかな?スープも煮干のような魚介風味が効いているし、麺も結構な太麺なのでうどんを食べている錯覚に陥った。まぁ悪くはないと思う。
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