自由丘訪
昨夜は熱帯夜でその不快感が朝を迎えても続いた。空は雲が立ち込めて風がない蒸した一日だった。とてもじゃないが遠征する気力が沸かない。本当は地元近辺で済ませたかったがたいがいの店は行っていたので、なるべく近い未開拓地区に行くべく東横線沿線に狙いを定める。自由が丘にネット上で評価の高い店があったのでそこに行く事にした。今日は選挙の投票日だったので投票後横浜駅へ向かう。東横線の特急に乗れたので15分ちょっとで到着した。駅から1分の路地中の好立地にある無化調を謳う『いちばんや』。地下にあり中に入るとシックな濃い茶色でまとめられた綺麗な店内。入口に券売機有。L字カウンターだが15席くらいあるかな。半分以上は埋まっていて店を出るときにはほぼ満席になっていた。
鮪の香味焼きというのは気になったので三種入りを注文した。醤油をウリにしているだけあって上品な醤油の味が濃いスープ。かなり鰹のダジが強いので蕎麦ツユを彷彿させる。麺は中細ストレート。このスープには合う印象。薄く大きい巻きバラチャーシュー2枚。鮪の香味焼きはちょっと硬め。味玉は黄身がゼリー状。三つ葉と海苔1枚。素材は上品で凝っているのは判るが量がこれで値段がこれではどうだろう。それに日本蕎麦のような味に近いのでラーメンを食べたという満足感を得られるかというのは正直難しいところだ。
しばらく自由が丘の本屋で立ち読みして腹がこなれるのを待った。それから各駅停車で都立大学へ。このパターンは『せたが屋』系三店を周った時と同じだとその時判った。駅から同じく1分程度、今月開店したばかりの新店『拉麺研究所 SHAN』へ入店。カウンター7席程度の小さな店。赤いTシャツを着た店員が1人でやっている。入口に食券機有り。先客3人後客2人。
ざっくり大きく角切りにされた玉ネギがたくさん入っていてきくらげが浮いているところなんかはイレブンフーズ系に見えるが、スープは味が濃いめで魚介ダシが効いている。麺はかためでもっちりした黄色いちぢれ太麺。揚げ葱、かいわれ菜、肉団子のようにかたまった肉そぼろ、香草で中国的な味付けされた角煮までのっている。卓上に置いてある自家製ラー油を入れると味が変わるというので説明書きで勧めていたが、我はあじが変わってしまうのを恐れてしなかったが、後半を過ぎたあたりにスプーン1/4さじくらいの若干量をいれた。そうしたら味が激変!よっぽど強烈だったんだ。少量にしておいて良かった。それに山椒が含まれていたようだ。とても個性が強くて面白かった。新店だったし正直あまり期待しないで入った店なのでこれは拾い物だった。




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