中区残店
上野からギリギリ終電に乗れたので最寄駅に戻れた。そこから飲みの後の締めのラーメンという事で伊勢佐木町へ。と言うより飲み会をラーメンで挟んだ形になる。先日『太源』に行った時に同じ路地裏に見つけた小さな店が気になっていた。屋号はそのまま『伊勢佐木町』とあまりに飾り気がない。カウンター一列5席程度の小さな店。場所柄飲後の締めのラーメンを狙った店だろう。狭い厨房におばあさんが二人。先客一人後客ゼロ。口頭で注文。
基本は一般的な中華そばだけど、かなり魚介のダシが効いている。何となく貝のダシのような気がする。スープ表面に小さな白い粒が浮いていたが背脂にしては少ない。何だろう?柔らかめでツルツルの細麺。メンマときざみネギと海苔1枚。チャーシューは赤い縁の脂身多めの伝統的なもの。意外と個性があって良かった。
一夜明けて土曜日。断食後の飲みの後だけに体力が本調子ではないので遠征は止めておいた。それに何店か食べ歩きで洩れてしまった店にケリをつけてしまいたかった。まず関内の駅近くにある『ぴーちゃん』。この店は関内駅前第一ビルという市役所近くの地味なビルの地下にある薄暗い飲食店街にある。こんな場所近所に長年住んでいて知らなかったくらいだし、そのビルの地下という最初から行く意思が無ければ行けないような立地だ。この場所を発見するまでだいぶ苦労した上2、3回フラれた事もあり、かなり気になり続けた店だ。薄暗い店で入りづらかったが、先におばちゃんが入ったのを見て続いて入店。意外にも先客二人後客二人。テーブル席は埋まっていたので仕方なくカウンター席へ座った。厨房には熟年夫婦で旦那の方が接客は優しいが若干こわい風貌だったのでテーブル席に座りたかった。口頭で注文。
『支那そばセット』 600円
通常の支那そばが570円だったのでセットを注文。セットだと小ライス・小カレー・ミニチャーシュー丼から選べる。チャーシュー丼にした。これが正解。ラーメンは支那そばというだけあって昔ながらの中華そば。鶏ガラだしの醤油スープに細麺、ナルトにメンマにきざみネギ、海苔1枚。でもチャーシューは小さいながらトロトロで美味しいかった。これと同じチャーシューが複数のったミニチャーシュー丼は絶品だった。
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